ボルボの最新電動化戦略 マイルドハイブリッドは高額か?

  • 2018年12月16日
  • 特集
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ボルボの電動化戦略を紐解いて説明。

途中登場する新ラインナップ5車種は、想像です。

ボルボを入れ替える上で、少なからず気になってくるのが、今後のパワートレーンの問題です。

問題、というのは少々違うのですが、環境対応エンジンへの乗り換えを注視する層にしてみれば、現在のディーゼルエンジン投入終息はガッカリするのとともに、ではTwinEngineにシフトするのか、完全電化までの繋ぎはいつ出るのか、など、気になる点は多いでしょう。

今回ボルボカーズ USに、将来の電気自動車までのロードマップサイトを見つけることができました。どうやら日本では未発表のページのようですが、メーカーが発表している公式の情報と見てよいでしょう。

ちなみに今回の情報ソースはこちらです。https://www.volvocars.com/us/about/electrification

2019年マイルドハイブリッド投入

出典:https://www.volvocars.com/

噂されている48Vハイブリッドは、2019年よりラインナップに入っていきます。

公式に2019年と言っているので、来年には必ず出てくるのでしょう。

48Vマイルドハイブリッドシステム自体は、サプライヤーが開発しているので搭載方法の検討さえできてしまえば、簡単に載せられるはずです。

これによって、ボルボの自動車はすべて、TwinEngine か マイルドハイブリッドかのどちらかを搭載し、選べるようになると伝えています。

TwinEngineはプレミアムレンジでの搭載としていますので、今と同じ、最高級路線で行くのでしょう。

対して、マイルドハイブリッドはいきなり全エンジンへ搭載というのも考えられます。。。が、どうやらそうも行かないようです。

マイルドだけど新しいデバイスには変わりありません。

日本に入ってくるのは2020年になるかもしれませんが、マイルドハイブリッドは当然、完全な電気自動車への繋ぎ。しかも、すべてのガソリンエンジン車へ搭載されるわけではなさそうです。

これは、ボルボの戦略から見て取れます。

2021年電気自動車を投入 5モデル

出典:https://www.volvocars.com/

2021年には5つの新しい完全電気自動車をボルボカーグループでラインナップへ追加する、としています。

ここで考察。

ボルボという小規模メーカーであるので、ラインナップの追加というのは現実的ではありません。

すると、現在のラインナップに載せていくのが普通だと思うのですが、「ボルボカーグループ」としているところを紐解いていきましょう。

ポールスターも戦略のひとつ

ボルボの発表では、全5車種のうちポールスターが2車種との事。

ポールスターは、クーペのポールスター1、セダンのポールスター2、大型SUVのポールスター3までが開発されている最中。そのうち、ポールスター1は2019年にデリバリーが開始されます。

すると、次に開発中のポールスター2が、2021年頃販売というのは、悪い線ではありません。パワートレーンさえ決まってしまえば、フレキシブルに搭載エンジンを変えられるのがボルボの強み。

ポールスター2が「完全電気自動車」かどうかは、正直わかりません。

しかし、少なくとも先に完全電化するのは、どうやらSPAプラットフォーム側なのではないか?と想像がつきます。

なにせ、一番小型のポールスター1がSPAプラットフォーム車ですからね。

ボルボのラインナップに追加される車種は?

では、残り3車種はなんだろう?となります。

このポールスター2の機能を生かすのであれば、セダン/ワゴンのパッケージへの搭載が考えられます。すると、SPAプラットフォーム&セダン/ワゴンと言えば、V90 / S90 / V60 / S60 。このうち、高額ラインナップに耐えられる、V90 / S90が濃厚ではないかと考えられます。。。

もうひとつ。高級ラインナップなおかつ、バッテリーを多く搭載できるだろう、XC90も可能性が高い。

そしてあと1つです。ここは少し期待を込めて。小型車のラインナップへの追加です。

SPAパッケージ用はポールスターに開発を任せて、CMAプラットフォーム用を作ります。

中国からの要請だってあるはずです。中国市場は、ゼロエミッションをやると決めたら絶対にやります。すこで、吉利汽車のラインナップに入れることのできる、小型の電気自動車が必要。

そして、中国を見据えれば、SUVでなくセダンです。中国市場はセダンが沢山売れるから。

すると。。。V40サイズの車種、たとえば、S40とかS20とかが出るのであれば、ここに電気自動車モデルが入る可能性が高い。。。

あくまで about-VOLVO の管理人の想像ですが(^^;)夢が膨らみますね〜〜

2025年 電動化自動車 100万台販売達成

出典:https://www.volvocars.com/

グループなのでポールスターも含まれるとは言え、ポールスター自体はあまり台数の稼げるところではありません。

(ポールスター1は年間500台以下の生産台数です。)

2021年に5車種のラインナップ追加。その後も既存モデルへの対応を繰り返して、2025年には100万台達成を目標に掲げています。

100万台とはすごいですが、では日本では何台の「電動化」自動車ボルボが輸入されているのでしょう?

ボルボの世界販売台数は、おおよそ60万台、に、なるでしょう。実はボルボは、年比で約10%〜15%の出荷台数増の真っ最中です。

そして、きっと2018年は60万台に届くかどうかのラインで推移しています。

さて、60万台です。2021年に電気自動車をラインナップへ追加し、2025年までの生産数は、総数で300万台。

300万台の販売計画のうち、100万台を「電動化」自動車で出荷するというのです。

これはなかなか素晴らしい。。。のですが、翻訳のキモなのが、「electrified vehicles」という文言。

完全な電気自動車を「fully battery electric vehicles」としているので、電気自動車100万台ではない、ということになります。

マイルドハイブリッドやTwinEngineも引き続き搭載される、ということは、2025年時点は電動化自動車の主なパワーソースはガソリンエンジン+マイルドハイブリッド、と言えそうです。

ただ、ラインナップの1/3を電動化すると言いますので、日本にも相当数入ってくるでしょう。

(実際にはマイルドハイブリッドは2019年からですので、もう少し少ないとは思いますが。)

マイルドハイブリッドは高価?

出典:https://www.volvocars.com/

ここまでの情報から、マイルドハイブリッドを含めた電動化自動車を、2025年までに販売総数の1/3にする、ということがわかりました。

ということは、現在のボルボのラインナップのうち、1/3が電動化される、という事になりますね。

1/3だけ、というのであれば、安い方のラインナップには含まれず、TwinEngineの一歩前のラインナップに追加されると見ていいでしょう。

たとえば、「V60 T5」「V60 T6 MildHybrid」「V60 T8 TwinEngine」のようなかたちです。すると当然、高額車になります。

もちろん、TwinEngineよりは安価に販売されるとは思いますが、小型エンジンを望んでいる層にはあまり興味をもたれない可能性が高そうですね。

なら、まだ2/3はガソリンエンジンが主流だと言い換えることができます。

ボルボはディーゼルエンジンの開発はしない、と言っていますが、もしかすると高効率ガソリンエンジンは出してくるかもしれませんね。

ボルボの内燃機関はまだまだ続く。。。そう考えるのが良さそう。楽しいエンジンライフは、あともう少し続きそうです(^^)

まとめ

などなど、ボルボの電動化戦略に迫ってみました。

庶民に一番手にとどきそうな、マイルドハイブリッドはどうやら高額になりそうな気配です。ディーゼル販売終息に伴う「高燃費」モデルは、ボルボではしばらく出てこなそう。

電気自動車は高そうですし、日産リーフくらいの価格であれば良いのですけどね!

車格が違うから、あと200万円はオンされるのかな!

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