ボルボ 「エコモード」は燃費は上がるがイライラは積もる

この記事は、2018年6月18日投稿記事の再編集版です。

ボルボには「Ecoプラスモード」「Ecoドライブモード」という、燃費を極限まであげるモードがついています。

燃料代が高騰している昨今、できるだけ節約して走りたいところですが、この「省エネモード」はなかなかの曲者。思う通りには動きません。はてさて、この省エネモードはボルボをどのように変えてしまうのでしょうか?

結果から先に申し上げますと、燃費を伸ばすどころか途中でエコランに飽きてしまうモードでした。(!)※私個人の感想です。

 

ボルボのエコモード

V40のエコプラスボタン

Ecoモードボタンは押しづらい場所にあります 車を停止させてから押すようにしましょう

アイドリングストップ

日本では特に効果のあるアイドリングストップはオンにしましょう

V40に乗る荷物

荷物を載せたままにすると 燃費はもちろん悪くなります

さまざまな制御の変更でエコランできる仕組みをもつボルボ。次のような機能であなたのエコランを支援します。

トランスミッションのシフトタイミングを変更

比較的低い回転数でシフトアップするようにかわります。

また、できるだけ直結制御するように動きます。多少ギクシャクするような感じがするのは、いつもの通常モードが快適に走れるようにしっかり調整されている証拠です。

( ;∀;)<シフトチェンジのショックが激しいなぁ と感じるかもですが、多少は我慢しようね。

アクセルレスポンスを緩やかに

自動車はアクセルペダルを踏んだ量に応じて、エンジンの回転数をコントロールする乗り物です。

この回転数の上昇具合を、通常の運転モードに比べておよそ4分の3(体感)に減らすことで速度を出にくくします。クルマ自らがドライバーを騙して出力を落とし、少しでも燃料の消費を抑えようとするわけですね。

( *`ω´)<速度が出ない!アクセル踏んでやれ! はNG。全く意味のない事になります。

エココーストフリーホイール機能

惰性走行を積極的に支援する機能です。時速65km/h〜140km/hの間で作動し、アクセルを離したときにエンジンとトランスミッションを切り離します。

エンジンはアイドリング回転数まで落とされますが、トランスミッションが切り離されているのでエンジンブレーキはかからず、惰性で前に進み続けます。

勾配が6%以下の緩やかな坂道でしか作動しないようにできているので、危険な走行に陥ることはありません。さすがボルボ。時速65km/h以上なので、一般道ではほとんど作動しません。さすが北欧の自動車会社ボルボ(*´Д`*)

ちなみに車種によって作動条件は変わりますが、おおよそ以下のとおりです。

  • 「Ecoドライブモード」を選択している
  • シフトがDの位置にある(マニュアル位置ではない)
  • パドルなどで一時的にマニュアルモードにしていない
  • 下り坂で勾配が6%以下
  • 速度が65km/h〜140km/h

(*´Д`*)<そうだ、時速65km/hで走っちゃえ! はNG。高速道路で効果を発揮するモードだと認識しましょうね。

エアコンの機能制限

エアコンの作動が著しく低下します。具体的には、アイドリングストップ中のエアコンの作動モードに移行します。

AUTO CLIMATE→ECO CLIMATEへ変わります。真夏ではちょっと使えないモードなのですが、その他の季節に使うとしても除湿機能が大幅に制限されるので曇り取りができません。むしろ、どんどん窓ガラスが曇っていきます。外気温が快適な時期でないと、ちょっと使えないモードなんですよね。

この機能がオンになってしまうのが、Ecoモードの辛いところです。

o(`ω´ )o<あつい!窓をあけちゃおう! 窓を開けると空気抵抗が増えて、燃費が下がると言われています。ただ窓が曇るので少し窓を開けるのは良いかもしれませんね。

車高を下げる

これは車高調節機能をもったボルボだけが対象です。

車高を下げることによって、空気抵抗を抑えて燃費を改善しようとします。細かいところにも気を使って燃費を良くしようとするボルボの執念を感じますね(^ ^)

( *`ω´)<車高が下がった!俺は走るぜ! はNG。環境のためのローダウンですからね。

アイドリングストップが作動

車が停止するときに、アイドリングストップが作動するようになります。

また、車速がおよそ4km/h以下におちたときにもアイドリングストップへ移行します。ハイブリッドカーでもないのに低い速度になるとエンジンが止まるのは、なんだか楽しいのです。

ただし、トランスミッションが切り離されてエンジンが停止するので、いきなりトルクが抜けます。カックンブレーキに陥りやすいのでコツが必要ですね。

( ̄▽ ̄)<エンジンのかかるキュルキュル音はボルボには似合わんよ なんて言わずに、環境優先で走りましょう。

エコクルーズコントロール

新世代ボルボに搭載された機能です。(V40には搭載されていません)

エコモードでのクルーズコントロールは、アクセルレスポンスを緩やかにします。

ボルボのACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は結構アクセルを踏み込みますから、むしろエコクルーズコントロールを有効にしてほしいくらいですね。

( ;∀;)<俺のアクセルワークより上手いじゃん などと悲しまず、己の右足を鍛え上げましょう。

 

これらの機能を駆使して、ボルボは最大で5%の燃費改善がなされます。すごいでしょ?

 

結構いらないEcoモード

旅行記用-原村

けれども、私はV40ではEcoモードは使用しません。様々な理由がありますが、だいたい次の3つが理由です。

  • エンジンをかけるたびにEcoモードを押すのが面倒
  • エアコンの除湿機能が制限されて かなりガラスが曇って危ない
  • カックンブレーキに慣れない
  • Ecoモードを使用しなくてもEco走行できる

安全なクルマに乗っているにもかかわらず、ガラスを曇らせて自ら危険な走行モードに入るなんて・・・いちおうデフロスターはしっかり作動しますので、手動で曇り取りは可能。でも、その時は結構エンジンが回転するので、なんだか本末転倒です。

低速域で動くアイドリングストップにもどうしても慣れません。つまり、かなりイライラするのがEcoモード。

 

精神衛生上良いことがなく、イライラするので、5%の燃料カットなんてどうでも良くなる。これが私の感想です。

 

それに、タイヤの空気圧などをチェックするほうが、よほど有効な気がします。

さらに、私の乗るディーゼルボルボは、標準で惰性走行が大得意!ディーゼルエンジンはポンピングロスが無いので、アクセルを話せばスーっと進んでいってくれます。(もちろん、低速域ではエンジンブレーキがかかるようにボルボがインテリジェントに制御してくれます。)

 

使いたくない機能はカットできる?
Individualモード搭載車なら多少は可能です。最初のドライブモードをEcoに設定したあとに、好みの動作モードへ変更ができます。搭載していない車は機能が固定されていますので、不要な機能をカットすることはできません。
ディーゼルエンジンはポンピングロスが無い?
機構上ディーゼルエンジンではポンピングロスがありません。ガソリンエンジンは通常、空気の吸入量をスロットルバルブを使用してエンジンの回転数をコントロールしますが、ディーゼルエンジンにはスロットルバルブがなく、燃料の噴射量でエンジンの回転数をコントロールしています。

普通に走れば十分エコラン

見出し用写真 森林

実は、ボルボV40のナビゲーション画面で、エコ走行の方法が紹介されています。

ガイダンスが記載されているだけですので、チュートリアルがあるわけではありません。ですが、まあまあ役に立つ事が書いてありました。そのエコ走行の方法をまとめると、次のような感じです。

その1 アクセルを半分以上開けずに しっかり加速する

日本ではじわっとアクセルを踏む、と聞きますが、スカンジナビア風のエコランは、アクセルをしっかり踏んで加速、です。

ボルボV40 D4でアクセルを半分あけると、かなり加速します。ですので、適度な加速なら問題ないようです。

ただ、前の車をよく見て速度を管理する必要があります。アクセルとブレーキを繰り返すことが、燃費が悪い一番の原因です。

その2 惰性で走る

時速40km/hを超えると、アクセルオフしても速度はあまり下がりません。

瞬間燃費計は99.9kmを表示しているので、燃料カットしているようです。エココースト機能はオンにしていません( ;∀;)

ボルボV40 D4に試乗した時に、最初に驚いたことでした。アクセルオフで流せれば、燃費はぐんぐん伸びていきます。

やはりブレーキをかけることが一番燃費が悪化する要因です。できるだけアクセルを踏まない、できるだけブレーキを踏まない。これがボルボの最良のエコラン方法みたいです。

番外 メーターをエコガイドモードにする

これはボルボV40のメーターですが、メーターをエコモードにすると、速度計の左側にエコナビゲーションが出てきます。

ここの青い面積が多ければ多いほど、燃費の良い走りができている、と考えていいです。

日頃からこういうモードで走っていれば、無駄にアクセルを踏もうという気も起きません。意識することが一番の省エネなんでしょうね。

番外 瞬間燃費計を表示しておく

平地を定速で走っていると、ものすごい燃費で走っているのがわかります。

例えば、時速45km/hで平地を走っていると、燃費計は30km/l前後を表示しています。

瞬間燃費計を表示しておくと、これまた無駄にアクセルを踏もうと思わなくなります。

 

アクセルはある程度踏み込んでいいの?
一般的にはアクセル開度は少ない方が良いとされていますが、急な加速でなければある程度しっかりとした加速は問題ないそうです。むしろ車間を詰めないように速度を緩やかに管理し、ブレーキを踏まないように努めることが重要と言われています。一部の自動車ジャーナリストは、エンジンの回転数を一定以上にしないように、2000ccのエンジンであれば、2000回転くらを目安に心がければ燃費は良くなると言っています。試してみるのも面白いかもしれませんね。

Ecoモードはいらないかもね(^ ^)

見出し用写真 DRIVE-E

ということで、ボルボのEcoモードを紹介しました。

私としては、Ecoモードにして運転がギクシャクしたりすると、逆に燃費が悪くなりそうな気がします。スムーズに走って、スムーズにエコランすれば、通常モードで充分だと感じます。

リラックスして、ゆったり走行すれば、思った以上にエコ走行ができる事でしょう。

どんなクルマにも言えることですが、エコランの基本は「荷物を載せない」「アクセルをしっかり踏む」「ブレーキを多用しない」が基本。道路の先を見てスムーズな走行を心がければ、きっとすばらしいエコランができることでしょう!

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