オーディオシステムで最高音質を実現する方法とエフェクトのかけ方

ボルボや、様々な自動車のオーディオシステムで最高の音質が発揮される、「iPod」をつかった再生環境の作成方法をお伝えします。

この記事は、2018年6月24日投稿の「ボルボV40 オーディオシステムの詳細とエフェクトの方法」を再編集したものです。

車と音楽は切っても切れない間柄。

学生の頃、小学5年生から高校3年生までの8年間、放送/音響の部活に在籍してたaboutVOLVO管理人が送る、ボルボでの最高音質を実現する方法をお伝えします。

条件は以下の通りです。

 

  • 純正オーディオシステムを使用する
  • スピーカー交換はしない(スピーカー交換はそちらの系統のサイトが詳しいです)
  • 古くて使わない iPod / iPhone があると便利

 

実現しようとしている事は、次の通りです。

 

  • CD音質を再現
  • エフェクト機能も実現

 

最高音質を目指す、という目標に向かって、試行錯誤した結果を公開します!

ボルボのオーディオシステム

まず、ボルボに搭載のオーディオシステムをおさらい。

ボルボには4つのサウンドシステムが用意され、各々出力や品質が違います。もちろん高価なら高価なだけ良い音もします。オーディオに拘りたいのでしたら、ひとつ上のサウンドシステムを選ぶのも手ですね。

用意されているオーディオシステムが以下の通り。

選べるサウンドシステム V40 XC40 V60 XC60 90系
パフォーマンスサウンド
ハイパフォーマンスサウンド
Harman/Kardonサウンド
Bowers & Wilkinsサウンド

なお、同じハイパフォーマンスサウンドだとしても、車種によって出力はかなり違います。例えば、 V40のハイパフォーマンスサウンドは180W/8スピーカーですが、V60では170W/10スピーカー、XC60では330W/10スピーカー。ちょこちょこ車種ごとのカスタマイズがされています。

ところで、この180Wとか650Wってなんの数値だかわかりますか?この数値、オーディオシステムの合計出力数ですが、アンプとスピーカーの組み合わせで決まります。

出力の大きなスピーカーは音の出力に余裕がありますので、大きいに越したことはありません。

1,000Wを超えるBowers & Wilkins

イギリスの老舗オーディオメーカー、Bowers & Wilkins。ボルボでは標準装備モデルはなく、あくまでオプション装備として用意されています。

おおよその差額は、ハイパフォーマンスオーディオ+40万円!

これだけのお金をつぎ込んで得られるパフォーマンスといえば、1,100W/15スピーカー〜1,400W/19スピーカーという高出力+スピーカー数。

そして、イェーテボリのコンサートホールを実現したという徹底したカスタマイズ・・・・!

ダッシュボード上に悠然と鎮座するツイーターが誇らしげ。人に自慢ができるオーディオシステムです。

650Wのハイスタンダード Harman/Kardon

こちらはアメリカの老舗オーディオメーカー。スタンダードからプレミアム入門まで、幅広いスピーカーラインナップです。

ボルボではInscriptionモデルに標準装備され、同乗者にさらっとナチュラルに音の良さをアピールできる代物。そもそもボルボは外からの音があまり侵入しない高級車。これくらいのオーディオをつけておけば、満足度の高いサウンドを楽しむことができますね。

さて、このオーディオシステムは、ボルボV40の場合で130Wのデジタルアンプを5つ繋いでいます。

あれ?10じゃない?と思うかもしれませんが、1つのアンプに対して2つのスピーカーがついていて、合計130Wという出力がされています。

なぜ2つのスピーカーかと言えば、高音を担当するスピーカーと、中低音を担当するスピーカーとで分けた方が、音の質が上げられる、という理由があるからですね。

Harman/Kardonのスピーカーは、5箇所に2つづつスピーカーがついていて、合計650Wなのです。

それぞれの音に対して、1つのアンプがつながっているのでしょうから、音の歪みの調整に有利なことは間違いありません。

(注:実際にボルボV40を分解したわけではありません。あくまでカタログとスペックから考えられる推察です。)

パフォーマンス/ハイパフォーマンスオーディオシステム

180Wの出力は、巷にでている高級コンポレベルです。

でも、高級ミニコンポ級ですからね。悪い音が出るわけではありません。

アンプ代で5万円、スピーカー代で5万円くらいのシステムコンポを想像していただければいいでしょう。

あなたの手元には高級コンポ、ありますか?なければ、きっと満足できる音に会えるでしょう。

さて、Harman/Kardonなどの音を聞けば、きっとハイパフォーマンスオーディオより良い音が出ることは明白です。

しかし、それはある程度音量を上げた時の話。

あまりオーディオのボリュームを上げなければ、差はわからないと思います。

実は、私はHarman/Kardonのオーディオシステムを選びませんでした。家族で乗る以上、大きな音は必要ないと考えたからです。

もちろん、細かい音の再現性、重厚な低音が欲しければ、Harman/Kardon以上を選ぶべきです。

音の広がりを感じたいのなら、高級オーディオシステムはお金を出す価値があります。

ジャズ、オーケストラを聴くなら、積極的に高級オーディオシステムを選びたいですね。ジャパニーズポップしか聞かないのでしたら、ハイパフォーマンスオーディオで充分です。

ここまでで、オーディオを鳴らす基本システムの理解は完了です。次に音楽の最も基本になる、音を鳴らす「ソース」(お好み焼きにかけるやつじゃないよ!)の話です。

最高の音質を提供するのは「iPod」

次に、音の情報を送る機材を考えます。

ボルボには、いろいろなオーディオ入力装置がついています。簡単におさらいしましょう。

デバイス 良いところ 悪いところ
CD 音質が良い アルバム単位でしか聞けない
HDD 音質が良い アルバムの切り替えが素早い アルバム名が出ない場合あり
Bluetooth 持参したデバイスに依存した曲数 音質最悪
AUX 音質もほどほどに良い 操作はデバイス頼り
iPod 音質が良い ボルボのシステムと連携 高い

ぱっと見でわかる通り、音質が良いのはCD / HDD / iPod。

Bluetoothは使い勝手は良いのですが、音質が悪く、せっかくの良いサウンドシステムが宝の持ち腐れになってしまいます。

CDやHDDは使い勝手がイマイチ。そこで、ボルボのサウンドシステムと連携ができ、音質も良い「iPod」で今回は追求していきます。iPodでの再生の場合は、車での再生ソースは「iPod」を選びます。

iPodに入れるデータはロスレスデータで

iPodへ入れるサウンドデータの音質が悪いと、再生する時も音質の悪いデータになってしまいます。

iPod用のデータはiTunesで取り込みますが、取り込み方式を間違えないようにしてください。基本的に取り込む方式は、「Apple Losslessエンコーダ」を選びます。

Apple Losslessエンコーダは、取り込んだ音楽データを圧縮する際、もとのデータに戻すことができるようにデータを作ります。ロスレス、というのは、そのような意味を持っています。Windowsを使っている方は、「Windows Media player lossless」がメジャーですかね。

ちなみに、iTunesで購入したデータはCDクオリティですので、気にせず再生することができますよ。

ハイレゾ音質はAUXで

これは試したことがないので予想ですが、ハイレゾサウンドを再生するのなら、AUX入力をお勧めします。

というのは、USB接続でのハイレゾ再生を試したことがないことと、高い音質を保っているオーディオ出力であれば、アナログで取り込まれるAUXのほうが有利になるからです。

ヘッドホンをハイレゾ再生機につけて音を聞いた時、良い音に聞こえますか?ヘッドホン端子から出た音は、すでにアナログの「音」であり、「データ」ではありません。

その「音」を忠実に取り込むのが「AUX」なのですよ。

HDDのような使い勝手も実現できる

iPodやiPhoneは、持ち運びに便利なデバイスです。

でも、車に乗り降りする度につけたり外したりしていては、ライトニングケーブルも消耗しますし面倒臭いですよね。

そこで、ちょっと贅沢なのですが車載用iPod/iPhoneを用意して、乗せっぱなしにしてしまいましょう。

できれば、SIMを外しているiPhoneがお勧めです。iPodにくらべてバッテリー容量が大きいので、車の中に置きっぱなしにしても1週間以上電源は入りっぱなしです。

電源?別に切れてもいいのでは、というあなたへ。電源が一度切れると、iPhoneは車のエンジンがかかってやっと、充電が始まります。充電を開始してしばらく経たないと、電源が入りません。

つまり、一定時間エンジンを付けておかないと音楽が再生されないのです。

iPodやiPhoneをライトニングケーブルで接続している場合、クルマのエンジンを切ればiPodの再生も止まります。次にエンジンをかけた時、途中から再生がはじまる便利仕様なのです。

念の為、iPhoneの設定画面を以下に貼りますね。

バッテリーの消耗を極力抑えるために、機内モードをONにします。

これで無駄な電力を使うことはありません。

ミュージックの設定は、「音量制限」や「音量を自動調整」など、再生に関係する項目はオフにしておく方が音はよくなります。
一般設定ですが、明るさは暗めに、自動ロックはONにして、1分程度にしておきましょう。

iPodがロック状態でも、ボルボのサウンドシステムでの操作は受け付けてくれます。

ちなみに、1週間程度クルマに乗らなくても、おおよそ70%のバッテリー残量でした。iPhone5Sでのご参考値です。

ボリュームをMAXに

iPodを接続し、再生を開始しても音が鳴らない場合があります。これは、たぶんiPodのボリュームが低いことが考えられます。

●オーディオシステムでiPodを選んでいる

●iPodでも再生が始まっている

ことを確認し、iPodのボリュームを最大へ上げてください。これで音が出るようになるはずです。

ここまでで、最高音質を再生する準備が整いました。ここからは音質の調整。こだわるあなたは是非トライしてみてください。

音の調整で好みの音質に

ここまで用意できれば、最高品質の音の再生環境は整いました。実際に再生してみましょう。その後、自分好みの音に変えていきます。

オーディオシステムでの音質の調整は、ボルボV40であれば「SOUND」ボタンから行うことができます。

以下に、私の主観になりますが、V40おすすめセッティングを合わせて操作方法を説明します。

低音の設定

低音の加減を調整できます。私は4目盛下げていますね。

高音重視で爽やかさを狙ってセッティングなのです。

主に聴く音楽は、北欧のアカペラグループ、The Real GroupとRajaton。その他は初音ミク等ボーカロイド。

J-POPも聞きますがあまり割合としては高くない。

人の声を際立たせるのに、低音は絞り気味にしています。

高音の設定

そして、高音を4目盛高くしています。

この程度でしたら楽器の音もシャカシャカせず、綺麗な音を際立たせてくれます。

車室内の前後のバランス「フェーダー」

音を前寄りにするのか、後ろ寄りにするのかを決定できます。

基本はニュートラルで良いはずです。

車室内の左右のバランス「バランス」

家族4人で乗ることがほとんどなので、左右のバランスもニュートラル。

1名乗車が多ければ、運転席に座った時に、歌っている人の声が前から聞こえるように調整するといいでしょう。

少し微調整ができる「イコライザー」

左から低音、右に向かって高音が調整できます。

真ん中は人の声が多く集中するところで、左はベース、右は管楽器の音が映えるでしょう。

私は低音設定で4ポイント低音を下げていますが、環境音として残る低音はあげて、減衰を抑えています。

高音はより上げています。艶っぽい音を出したい時に、昔からだいたいこれくらいのイコライザーセッティングにしちゃいます。

音質の微調整は高級オーディオほど細かくできます。

エフェクトメニューは存在しない

私は大体、以上のセッティングで満足しています。

しかし、先ほどの音の調整がめんど臭い、もっと色々なエフェクトを楽しみたい、という方は、iPod/iPhoneに用意されているオーディオエフェクトを使用しましょう。

iPod/iPhoneのエフェクトを使用する

iPodやiPhoneのエフェクト設定は、ライトニングケーブル経由の音にも反映します。

ボルボのオーディオシステムとはUSBで接続されているのですが、どのような音を出すかはiPod/iPhoneが管理しています。

その為、iPod/iPhoneのエフェクト設定は音に反映し、自分好みの音をすぐに選ぶことができるのです。

iPhoneのイコラーザー

設定メニューから「ミュージック」を選びます。

iPhoneのイコラーザー

次に「イコライザ」を選びます。

iPhoneのイコラーザー

ここにたくさんのイコライザーメニューが並んでいます。

お好きな設定を選びましょう。

もし、iPhoneを繋いでみたけれども音質がおかしいと感じたら、ここの設定がされてしまっている可能性もあります。

一度「オフ」を選んで、ノーマルの音を確かめてから、イコライザーで調整するといいですよ。

便利なイコライザー機能ですが、音質は多少下がるようです。ボリュームを上げて欠損した情報を大きくするなど、さらなる微調整をがんばりましょう。

まとめ

いかがでしょう、最高の再生環境が整ったことでしょう。

私はこれらの設定で、充分満足のいく音を手に入れたと思っています。しかし、ここは個人の好みの差があります。そもそもオーディオシステムの差を埋められるようなものは存在しません。

ボルボディーラーで試乗する際に、かならずiPhoneを接続する準備をしていきましょう。

iPhone+ライトニングケーブルがあれば、音がならせるはずですよ。

メーカーオプションはあとから付けられません。悔いのないモデル選びをしましょうね。

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