最高音質を楽しむならFLACでハイレゾ音源を極めよう(テスト&失敗編)

ボルボで試すハイレゾ(FLAC)音源での再生テストの方法です。ご自身のクルマで試してみて、音が良くなるようならハイレゾ音源も楽しみの1つにできますね!

以前、ボルボ オーディオシステムで最高音質を実現する方法とエフェクトのかけ方の記事でV40、V60他サウンドを美しく楽しむための方法を記載しました。

しかし、その方法だとせいぜいCD音質まで。今話題のハイレゾ音源には対応できません。そこで、ハイレゾ音源を再生できるかどうか、試してみました。

モデルやナビゲーションシステムのバージョンにより違う可能性がありますが、試してみて問題なければCDよりも音質の高いハイレゾ音源を楽しめる!

ということで、このテストを無料で行う手法の説明も込みの記事です。

やはり対応できているかどうか、試してからでないとお金を費やすのはもったいないですから。お金をかけない、は正義です(^^)

ハイレゾ音源対応フォーマット「FLAC」

まず、一番簡単な方法から説明します。

ハイレゾ音源ファイルをダウンロードすると手に入るのが、拡張子が「FLAC」というファイル。サンプリング後の圧縮行程でロスのない、ロスレス方式をうたっている圧縮方式を採用しています。

ファイルを圧縮する意味は、iPhoneやUSBメモリーでのファイルサイズ。サイズが大きいとどうしても持ち運べる量が減るので、使い勝手と音質へのこだわりとのバランスが難しいところです。

わざわざ聞きにくい部分を省略して再生できるように圧縮する方式は「ロスレス」とは言わないのですが、この方式だとどうしても細かい音が聞こえなかったり、ぼやっとした音になったりしてしまいます。

ですので、ロスレス方式をうたい、サンプリングレートの高い音を、できるだけ小さいファイルで保存する、これを実現しているのが「FLAC」ファイルです。

さらに、「FLAC」方式はオープンソースで開発されていて、どのメーカーでも比較的簡単に導入することができる優れもの。ですので、今手に入りやすいハイレゾ音源が「FLAC」ファイル、というわけです。

ボルボ車 FLACへの対応

そして、ボルボのオーディオシステムが「FLAC」方式に対応さえしていれば、そのまま再生が可能です。

対応していなければ、何らかの対応が必要です。

以下、独自に調べたボルボのFLACへの対応状況です。

(オーナーズマニュアルより参照/モデルは記載がない限りすべて2019モデル)

車種 FLACへの対応
V40 / V40 CrossCountry ×
XC40
S60(2018) ×
V60 / V60 CrossCountry
XC60
S90
V90 / V90 CrossCountry
XC90

つまり、新世代ボルボはFLACファイルに対応しています。

V40やS60は、新モデルでの対応となることがわかります。aboutVOLVOではiPhone接続がプレイリストも使えて便利だよ!という事にしていましたが、USBメモリ経由の方法で手軽に高音質を楽しむことができることがわかりました。

これにて、新世代ボルボのハイレゾ対応は完了!となります(^^)

いやいや待て待て、iPhoneの使い勝手いいし、USBやだよ、という方、続きをどうぞ。

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ボルボ × iPhoneでの対応をテスト(準備)

まず先に断っておきますが、aboutVOLVOが所有しているクルマはV40です。

ほんとうはV60が欲しいのですが。。。ということはさておき、今の所96kHz対応の音楽ファイルを、V60などの最新車種で試すことができません。そこはご理解ください。

その上で、USBメモリでなくてiPhoneで接続して再生したいよ!という方への情報がこちらです。

試してみて音質が上がるようなら、じゃんじゃんハイレゾを楽しもうと思います。

iTunesはFLACに未対応

残念ながらPCからiPhoneへデータを転送したり、PCで音楽ファイルを再生するソフト「iTunes」は、現在FLACファイルに対応していません。

つまり、最初からハードルが高い、というか、本来できない、という事です。

しかし、iOS11からはハイレゾ音源の再生に対応しており、ファイルさえ転送できれば再生できる、と考えられます。iPhone自体、iPhone 7からピンジャックが廃止されていますので、DAC(デジタルアナログコンバーター)というもの自体がiPhoneに搭載されていません。

つまり、ソフト的な対応ができてしまえば、あとは出力した相手のDACとソフト制御次第、と言えますね。

で、(私のiPhoneは6Sですが)この期待感を現実にする為に、ひとまずテストをしてみたい、と思います。

テスト用データの取得

すでにハイレゾ音源データを持っていれば良いのですが、ボルボで聞けるなら買おうかな、なんて思っている場合、ひとまずテストしたいですよね。

そこで、今回はソニー様のサンプル音源を拝借いたしました。

https://www.sony.jp/high-resolution/about/

48kHz 16bit AACと、96kHz 24bit FLACファイルがダウンロードできます。

FLAC2iTunesでファイル変換

次に、ダウンロードしたFLACファイルをiTunesで読み込める形式へ変換します。

これには、「FLAC2iTunes」というフリーソフトを使用します。

ハイレゾ音源のFLACファイルも、iTunesで再生できるm4aというファイルへコンバートされます。

なお、このソフトはOSX(MAC)用です。下記ページでダウンロードできます。

(注意:海外サイトを開きます)

https://github.com/cbguder/FLAC2iTunes/downloads

もし、OSXが「このファイルはApp Storeからのものじゃないから開けません」なんて言ってきたら、次の手順を操作すれば起動できます。

システム環境設定から、セキュリティとプライバシーをクリックし、FLAC2iTunesを実行する、をクリックする。

詳細はAppleのサポートページをご覧ください。

https://support.apple.com/ja-jp/HT202491

起動しましたら、ダウンロードしたFLACファイルをドラッグ&ドロップします。

リストにドロップしたファイル名が出ましたか?

あとはCONVERTを押すだけなのですが、iTunesの音楽データの取り込み方式を間違えると音質が劣化しますので、「Apple Lossless」になっていることを確認してください。

確認したら、FLAC2iTunesの「CONVERT」ボタンを押しましょう!

楽曲データは直接iTunesが管理するフォルダへ送られます。iTunesの「ライブラリ」から、「曲」を選択して該当するファイルを探し出します。

みつかったファイルを右クリックして、曲の情報をひらけば、96kHzのデータかどうかがわかりますよ。

ご覧の通り、サンプルサイズ24ビット、サンプルレート96kHzになっています!

では変換の終わった96kHz版と比較用の48kHz版を、適当なプレイリストを作って入れてしまいましょう。このプレイリストをiPhoneへ転送すれば、準備完了です。

注意点 FLACファイルはサイズが大きい

ここで注意点ですが、FLACファイルはサイズがやたらと大きい!

40秒くらいのデータで、なんと15M。CD音質の10倍以上の差が!

こんなデータ、果たして持ち歩けるのか。。。単純計算で1曲5分が100MB前後。このくだらないほどに大きいファイルサイズを超える音質が手に入るかどうかにかかる!

ボルボ × iPhoneでの対応をテスト(実行)

それではまいりましょう。テスト実施!

とその前に、家のmacで視聴してみました。ハイレゾ対応ヘッドホンではないのだけれど、それなりのヘッドホンだから聞こえるでしょ!?

。。。いや、本当はしっかり対応したものが必要なのですけどね。

で、聞いてみた。

 

ん、変わりを感じないな。。。

 

何度聞いても変わらないので、娘を呼んでみた。

年をとると耳が悪くなる

そうです、耳というのは年々音が聞こえる範囲が狭まっていくのです。

しかし、体感できるほど違うっていうのにな。

娘に聞かせると、明らかに違うと言うじゃありませんか。なら、実車でテストするときも娘の耳が必要だ。私の耳はすでに使いものにならないという、ボルボで試す前に悲しい結末を迎えましたとさ。。

ボルボV40で試してみた

V40操作パネルではでは、ボルボV40で試します。

ボルボV40は、今となっては旧世代カー。メディアの互換性を確認すると、そもそも96kHzのファイル再生能力はなさそう。つまり、搭載しているDACも48kHzまでの可能性が高いです。

形式 kHz kbps
MP3(MPEG-1 Audio) 32 32-320
44.1 32-320
48 32-320
MP3(MPEG-2 Audio) 16 8-160
22.05 8-160
24 8-160
MP3(MPEG-2.5 Audio) 8 8-64
11.025 8-64
12 8-64
AAC(MPEG2/4) 8-96 ?
WAV 44.1 16

そこを、じつはいいDAC積んでいました!っていうオチを狙ってテストしてみるのですが。

ちなみに上記表でひとつだけ、AACが96kHzとなっていますが、圧縮音源ですのでFLACにはかないません。

では、うちの娘に聞かせてみた!結果どうでしょうか!?

 

娘「すこーしだけ、96kHzのほうがいいかな」

私「スネアドラムが良い音のような気がする」

娘「ぼよーんっていう音、聴きやすいよ」

私「ちょっと、目をつむってみ。ランダムで48kHzか96kHzか試すから。(ブラインドテストですね。)ポチ。」

娘「これは、音がいい方だね」

私「正解。じゃあ、もう一度やるね。ポチ。」

娘「これは、悪い方?」

私「ブブー。」

 

ということで、聞き分けるのが難しいくらいの音質の差、という結果に至りました。

残念!V40(のハイパフォーマンスサウンドシステム)はハイレゾ対応できません!

でもちょっとまて。。。確かに少しはいいような

それでも、ボリュームを大きめにして聞いていれば、ハイレゾ音源のほうがすこ〜しよいのですよね。娘も良いと言っている。そこで少し考えた。

ハイレゾ音源をダウンサンプリングされて聞かされている、と考えたら。。。

今回試したサンプルファイルは、48kHz / 16bit と 96kHz / 24bit。ハイレゾ音源の96kHz / 24bitは無理だとしても、これをダウンサンプリングすると、48kHz / 24bitか。。。

はい、8bitだけ音が滑らかに出るように、変わっている可能性があるんですね。

ならば、ボルボV40に最適なのは、「MP3 48kHz / 320kbps」 への変換なのか。。。?

という疑問を残しつつ、ひとまず今回の検証の結果は(結局)以下の通りです。

車種 ハイレゾ対応
MY2019 XC40 XC60 V90 XC90 S90 可能
MY2019 V40 MY2018 S60 不可

2019年3月17日現在

こうすれば音質が上がった!V60のFLACの音質最高!などの意見があれば、コメント欄へぜひ投稿お願いします!

それでは今回はこのへんで。

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