XC40 ディーゼル待ちよりも電動化を受け入れる時期か?

ディーゼルの手に入らないボルボXC40。ディーゼルを狙う人は今後どうするべきか、一緒に考えてみましょう。

この記事は、2018年6月に投稿、9月に追記したものの、再編集記事です。

2019年10月追記 2019年10月16日 XC40 EVが発売されます。日本への導入は未定ですが、これによりディーゼルの導入は無くなると見ていいでしょう。本記事は「まだディーゼル販売の可能性があった」時に作成した記事です。ご理解の上お読みください。

詳しくは、下記記事をご覧ください。

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ディーラーで見たボルボXC40

 

日本上陸と同時に売り切れてしまった、ボルボXC40。

ボルボの営業さんいわく、ネットでニュースを見て、そのままオーダーを入れてきたそうです。日本にもお金持ちが多いですね。

さて、ボルボといえば、クリーンディーゼルを想像する人も多いのではないでしょうか。XC40は世界的に売れつづけており、日本でも納期に半年以上かかっています。2019年3月末に一回目の小変更を受けますが、その際にディーゼルが投入されることは無いようです。

今まで散々、ボルボのCMAプラットフォーム向けディーゼルを出して欲しいと要望をあげていたaboutVOLVOですが、その願いは叶いませんでした。

しかし、それはボルボならではの戦略があったから。

実は、ディーゼルよりももっとすごい隠し球が・・・・?

XC40 LADDHYBRIDはスウェーデンで必須

まず、2019年ボルボが発表するであろう、プラグインハイブリッドの事を避けることはできません。

ボルボは全モデル電動化ラインナップ追加を目標として、XC40はプラグインハイブリッドを追加することとしました。すでにシステムが完成しているSPAプラットホームモデル用プラグインハイブリットとは違い、XC40にはCMAプラットホーム用プラグインハイブリッドを準備中。

情報はすでに世界的に多数出回っています。これも、全世界がボルボのコンパクトSUV XC40 への期待の表れです。

つまり・・・

  • XC40のプラグインハイブリッドは3気筒エンジン「T3」をベースにしている
  • だから「T3」と「T5 TwinEngine」は同じラインで製造される
  • 電動化するのは前輪 つまりAWDは機械式
  • 生産開始は遅れたが 間も無くはじまる(2019年3月時点情報)
  • 80馬力以上のモーター 40km以上の単体電動性能
  • 総合 262馬力

 

という情報が巷に溢れています。

この記事のご覧の方は、まだまだボルボのディーゼルを求めている事でしょう。しかしそれは、諦めなくてはなりません。なぜなら、ボルボ及びボルボカージャパンは、企業としてディーゼルの今後の開発を行わないと明言しているからです。

ボルボの為にディーゼルは諦めよう

ボルボは小さな会社で、日本にあるどのメーカーよりも小規模な自動車メーカーです。昨年度にようやく、年間60万台を超えたばかりです。

ボルボが一番走っている国は、スウェーデンです。しかし、ノルウェーも、フィンランドも、多く走っている車はボルボではなく、トヨタやフォルクスワーゲンです。つまりボルボは、ひとまず自分の足元の国スウェーデンでしっかりと地盤を固めて、そこから世界へ車を「プロデュース」する必要があるんですね。

では、ボルボの地盤固めは何かと言えば、やはり「電動化」。スウェーデンは早くから環境税を導入していて、法人に対してCO2の排出量に応じた課税がされています。この環境税は世界でも高い水準ですが、得られた税収は法人税の減税に使われるなどで社会を上手にまわし、1990年比でGDPが上がっているにもかかわらず、CO2排出量は25%削減に成功という成果につながっています。

XC40のプラグインハイブリッド車「TwinEngine」を購入することは、スウェーデンの各企業にとって減税を意味します。ストップ&ゴーが多い日本でプリウスが大受けしたのと同じく、40km以内なら電気だけで走りきれる「XC40 TwinEngine」はスウェーデン企業が待ち焦がれる重大なアイテムなのですね。

いま本気で電動化に舵を切りつつあるボルボですから、私たちボルボファンはそこを理解して、脱ディーゼル、そしてプラグインハイブリッドをお出迎えいたしましょう。

本国スウェーデンのラインナップ

出典:VOLVO Cars UK / https://www.volvocars.com/uk

なあんて言われたって、欲しいものは欲しい!

日本へのディーゼルモデルはありませんが、本国スウェーデンや世界の国々へは、ディーゼルの搭載が輸出されているのですよ。

しかも、いきなりV90やXC90にディーゼルを導入するなど、テコ入れ策としてディーゼルを導入する場合もあり、XC40に搭載する可能性は充分あるのです!

(ボルボカージャパンが40シリーズへは搭載しない、なんて言っているので、可能性はほとんどありませんが・・)

それでは、XC40の世界向けラインナップは、どのようなラインナップなのでしょうか?日本未発表のモデルをチョイスしてみました!

XC40 D3 & D3 AWD

150psを発生させるディーゼルエンジンモデル。

ボルボとしては結構前からあるモデルですが、日本未導入。V40にも搭載されていないので、一生入ってこない可能性が高いです。

現状一番CO2排出量の少ないXC40です。

XC40 T3

156psを発生させるガソリンエンジンモデル。

XC40販売開始後、最初に追加されたモデル。1.5リッター3気筒エンジンを搭載しています。

前輪駆動モデルしか発表されていませんが、このモデルは日本に入ってくる気がします。350万円くらいで出ないかな。6MTなのが痛いです。

XC40 D4 AWD

190psを発生させるD4は、AWDモデルのみ。

D3もそうですが、AdBlue対応しています。ということは、環境にはいい車と言えますよね。

あとはインポーターの一声だけだったんですけどね。。。もし日本で発表したら、6割はD4になることでしょう。

TwinEngineとディーゼルを買いやすさで比較

そもそも日本でディーゼルがバカ売れなのは、燃費や軽油代もさることながら、自動車取得税の免税も大きいです。

しかし実は、プラグインハイブリッド車だって自動車取得税が安くなるし、プラグインハイブリッド用の補助だってある。よくよく考えれば買いやすい車なのかも。

実は、スウェーデンではCare by Volvo というシステムでXC40 T5 TwinEngine仕様の価格が発表されています。気になるお値段は次の通りで、そこからXC40 T5 TwinEngineの価格を導き出してみましょう。

月額費用 車両価格
XC90 D5 AWD Inscription 8,850クローネ 944万円(日本発表価格)
XC40 T4 AWD Momentum 4,950クローネ 439万円(日本発表価格)
XC40 T5 TwinEngine Momentum 7,995クローネ 729万円(予想価格)

おお、なかなか高いですね・・・

XC40 T5 R-Designよりプラス250万円!プラグインハイブリッド車は、補助金として20万円が支給されるのですが、火に油状態なようです。

エコカー減税対象はディーゼル、プラグインハイブリッドどちらもですが、これは平成31年3月末で締め切られてしまいます。プラグインハイブリッドの補助金が出るのは強みではありますが、ガソリンエンジン+25万円のボルボクリーンディーゼルに比べると、割高感が否めません!

買いやすさは、まだまだディーゼルに軍配が上がりますね。

またまた、ディーゼルに気分が戻ってしまいそう。ところが・・・ここで驚きの秘策が!?

救世主登場か!?B4なるものがXC60に登場する!

2019年2月、ボルボはとうとう第2のハイブリッド「マイルドハイブリッド」を発表。48Vへ車内システムを昇圧させ、搭載するバッテリーでクルマの出だしをサポートするモーターを装備します。

そしてこのシステム、今後すべてのモデルへ順次搭載されていくといいます。

さらに発表の時、3つのマイルドハイブリッドを発表しました。その中のひとつ「B4」は、なんとディーゼルエンジン!まさかのディーゼルマイルドハイブリッドの発表に、ボルボファンの中ではニワカに話題になりました。

Volvo Cars has today taken a significant step towards its el…

現在もラインナップされているXC60 D4が、XC60 B4へ生まれ変わるのです。XC40のディーゼルが欲しかった方、ここで考えるべきは2つ。

電動ディーゼルXC60へ候補を変えてしまう

マイルドハイブリッドは、現行車+15万円と言われれいます。

すこし負担は大きくなりますが、ラグジュアリーSUVで優雅なドライブは魅力的です。

XC60 D4 AWD Momentum XC60 B4 AWD Momentum(予測)
¥ 6,290,000 ¥ 6,440,000

長く乗る、長距離を乗る方は、やはり軽油は魅力的なわけです。

XC40 T5 AWD Inscriptionが549万円。もしマイルドハイブリッドディーゼルが出たとして、約100万円の増額ができるかは、あなた次第ですね。

電動ディーゼルがXC40に搭載されるのをひたすらに待つ

やはりディーゼル愛にはかなわない、という方。XC40にディーゼルが搭載される可能性は0ですが、ディーゼルマイルドハイブリッドとなれば話は違います。

ディーゼに消極的だったボルボ。原因は「もっといい環境エンジンがでるから」だっとすれば、納得ですね。

プラグインハイブリッド仕様とマイルドハイブリッド仕様。SPAパッケージでは搭載が予告されたわけですが、CMAパッケージへの展開が無いとはいいきれません。少なくともガソリン用マイルドハイブリッド搭載のXC40は出るわけで、ディーゼルが出なくても最悪ガソリン用マイルドハイブリッド車を選ぶことができるでしょう。

再びXC40ディーゼルはいつでるの?

ということで、XC40 B4の登場があるのか、いつなのか、占ってみたいと思います。

ボルボは近年、立て続けに新型モデルを販売してきましたね。

  • V40(2012年)
  • XC90(2016年)
  • XC60(2017年)
  • S90/V90(2017年)
  • XC40(2018年)
  • V60(2018年)

そして2019年の今年は、ニューモデルはV60 CrossCountryとS60です。これでV40を除くすべてのボルボ車が新世代へ生まれ変わったと言えるでしょう。

すると、ボルボは2020年以降、新型モデルがない時期が来ることになります。

ボルボの販売ロードマップを予測してみましょう。

 

  • S60/V60 2019年 (※2018年9月追記 2018年9月に発表になりました。)
  • V40 2020年

 

こう考えると、XC40が販売3年目を迎える、2021年あたりのマイルドハイブリッドディーゼル導入が濃厚ですね。

2025年までに電動化車両を100万台販売の目標を設定

とはいいつつも、パワートレーン、つまりガソリンエンジンやハイブリッドエンジンについての目標として、ボルボは将来の主力パワートレーンを電気に絞ったと言っています。

ボルボ・カーズはこのほど、電動化車両(PHEV, EV)を2025年までに累計100万台販売する目標を発表しました。

スウェーデン企業であるボルボは、この目標達成のために、すべてのプロダクトラインナップで少なくとも2種類のハイブリッドモデルの投入を計画しており、2019年には初めてのピュアEV(電気自動車)を発売する予定です。

出展:ボルボカーズジャパン

すると、やはりディーゼルの命はともしび状態。

観念して、プラグインハイブリッドやマイルドハイブリッド狙いへ舵を切るのがよいでしょう!

 

ということで、せっかくXC40のディーゼルを気にして訪問してくださったのに、ハイブリッド狙いへ舵を切るようですいません!

しかし、ディーゼルについてはCMAプラットフォームでは期待薄。すこし予算を積み上げてXC60にするか、マイルドハイブリッドを待つかの2択だとaboutVOLVOは考えています。

あなたのご意見はどうでしょうか?よろしければコメント欄へ一言どうぞ!

お読みいただきありがとうございました!

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