ボルボ XC40EVを10月16日に発表 仕様未公開で待ち遠しい

とうとう、この日が来たのかという感じですね。ボルボは、XC40の電気自動車を10月16日に発表すると、VOLVO Global Newsroomで発表。仕様はまだ明らかにされていませんが、数週間のうちに明かすとしています。

一気に増やす電動化ラインナップ

VOLVO XC40 TwinEngine
出典:Volvo Car Group Global Media Newsroom

ボルボは電動化に積極的です。2019年9月現在でも、V60、XC60、V90、XC90にプラグインハイブリッドを用意し、XC40にも順にプラグインハイブリッドをラインナップへ加えています。

全モデル電動化を達成するのに待つ時間はさほど無さそうでしたが、やはりプラグインハイブリッドは重量もさることながら燃費がネックでした。ガソリンエンジンのたった10分の1しか電気で走れないプラグインハイブリッドは、EVまでのつなぎの面もあり、クリーンな走行としては限定的。

それでも技術的な進歩には必要であり、またインフラの整うまでの間、重要なクリーンエネルギー戦略モデルとしては必要不可欠だったのです。

ところがここにEVモデルが加わるとなれば、今後のカーライフスタイルを練り直す必要が出た来そう。

それは、ボルボ自信が発表の冒頭に言っています。

The advance of electric cars constitutes the biggest change in the history of the automobile.

出典:Volvo Cars Global Newsroom

翻訳:電気自動車の進歩は、自動車の歴史の中で最大級の変革をもたらします。

XC40のEV化は、様々な変化を予測させます。

例えば、電動化で懸念されるのは外気温の変化による性能低下。ボルボの開発拠点であるスウェーデンは、世界で最も寒い地域の一つであり、ボルボの基本設計には車が動くためのマージンを多くとる思想が入っています。

それは例えば、2.4リッターもあるにも関わらず140psしか発揮しないエンジンであったり、軽快とは言えない程の重量であったりです。(少し古い話かもしれませんね(^ ^))

ボルボが自信を持って発表するEVは、気温の変化にある程度目処が立った証拠、と考えることができるでしょう。

日本の自動車が高温多湿という辛い環境にも関わらず、故障の少ないという品質の高さで自動車大国になっているのと同じく、ボルボの極低温、つまり、車が止まったら死んでしまうという過酷な環境は、ボルボ の自動車の品質や安全性に対する意識の高まりをもたらし、信頼のおける高級車の仲間入りを果たそうとしています。こう考えれば相当なポテンシャルを持ったEVである事が想像できますよね。

さて、前置きに900文字も書いてしまいましたが、ここからはVOLVO GLOBAL NEW ROOMの翻訳をお伝えしていきます。

VCJでも発表されるかもしれませんが、マイルドハイブリッドのように報道せずに販売もしないケースも考えられます。EVラブコールを送るために、知り得る情報を手に入れましょう(^-^)

あくまでも最優先は安全性

VOLVO XC40EV
出典:Volvo Car Group Global Media Newsroom

With the introduction of the forthcoming fully electric Volvo XC40 SUV next month, Volvo Cars is not just launching its first fully electric car – in true Volvo tradition, it is also introducing one of the safest cars on the road, despite a fresh set of challenges presented by the absence of an internal combustion engine.

出典:Volvo Car Group Global Media Newsroom

翻訳:来月発売予定の電気自動車Volvo XC40 SUVの導入は、Volvo Carsにとって最初の電気自動車というだけでなく、内燃機関が無いという新たな課題を克服し、Volvoの伝統に基づいた道路上で最も安全な自動車のひとつとして発売されます。

さすがボルボ といいますが、電気自動車つくったよすごいでしょ?とは言わずに、相変わらず安全なクルマだよとアピールしています。ボルボ にとって優先すべきは、いつも自動車の安全性なんですね。

そして明確に、来月発売と言っています!(^-^)

今まで開発した中で最も安全なクルマ

“Regardless of what drives a car forward, be it an electric machine or combustion engine, a Volvo must be safe,” says Malin Ekholm, head of safety at Volvo Cars. “The fully electric XC40 will be one of the safest cars we have ever built.”

出典:Volvo Car Group Global Media Newsroom

翻訳:「自動車を前進させるもの、つまり電気機械であろうと燃焼エンジンであろうと関係なく、ボルボは安全でなければなりません」とボルボカーズの安全責任者、Malin Ekholmは言います。 「完全に電動化されたXC40は、これまでに製造した中で最も安全な車の1つになるでしょう。

いままでボルボ は、新モデルを出す度に、そしてモデルチェンジをする度に、最新の安全デバイスを車格に関係なく導入してきました。

例えば、XC40に搭載されているのに、V90に搭載されていない安全装備なんてのもあったわけです。進化したクロストラフィックアラートは、まず最初にXC40に搭載され、小変更に伴い別のモデルへも搭載されました。

バッテリー専用の安全なゾーンも作成

To help keep passengers safe and the battery intact in the event of a collision, Volvo Cars also developed a new and unique safety structure for passengers and battery alike in the XC40. The battery is protected by a safety cage which consists of a frame of extruded aluminum and has been embedded in the middle of the car’s body structure, creating a built-in crumple zone around the battery.

出典:Volvo Car Group Global Media Newsroom

翻訳:衝突の際に乗客の安全を保ち、バッテリーの損傷を防ぐため、ボルボカーズはXC40の乗客とバッテリーの両方に同様の新しい独自の安全構造も開発しました。車のボディ構造の中央に埋め込まれたバッテリーは、アルミニウム製の押し出しフレームで構成される安全なクランプルゾーンで保護されています。

バッテリーも人と同じく、クランプルゾーンで保護しています。車が事故にあったとき、今まではエンジンをクラッシャブルゾーンの中に置き、ダメージを受け止める役割を担っていました。

今度はバッテリーは床下への装着ですから、ボディ全体を設計しなおす必要が出てきます。

電動パワートレインを車体構造へ組み込み

the electric powertrain has been integrated in the body structure to realise a better distribution of collision forces away from the cabin and reduce the strain on people inside the car.

出典:Volvo Car Group Global Media Newsroom

翻訳:衝突した衝撃を分散し、車内の人間への負担を軽減するため、電動パワートレインは車体構造に組み込まれます。

ボルボ は電動モーターなどの部品を車体構造に組み込むことで、事故発生時の搭乗者の負担を減らします。内燃機関とは別の車体構造にしたということです。

XC40のデザインを全く変えずに、車体構造を見直してEVを作るなんて。その目的があくまでも安全性だとは。ボルボ さん、尊敬しちゃいます。

ADAS搭載

The new ADAS platform is a modern, scalable active safety system that consists of an array of radars, cameras and ultrasonic sensors.

出典:Volvo Car Group Global Media Newsroom

翻訳:新しいADAS(Advanced Driver Assistance Systems)プラットフォームは、レーダー、カメラ、超音波センサーで構成される、最新のスケーラブルなアクティブセーフティシステムです。

ここで、今までになかった名称が出てきます。「ADAS Advanced Driver Assistance Systems」という”スケーラブルなアクティブセーフティシステム”。これを初EVであるXC40に搭載するのだと言います。いったいなんぞや?(〃ω〃)

これは、「Zenuity」という会社がつくる、アクティブセーフティソフトウェアです。「Zenuity」は、ボルボ とオートリブ社との合弁会社。オートリブ社はいままで、世界中の自動車メーカーへセーフティ技術を供給してきた、スウェーデンの会社です。サイドエアバッグをボルボ と共同で開発した会社としても知られています。

今回の新しいセーフティシステムは、CitySafetyとは別物のようです。もしかしたら、自動運転搭載の可能性もあるかもしれない?

これからの発表が楽しみですね!

電動系パーツは車体の中央へ寄っている

VOLVO XC40EV
出典:Volvo Car Group Global Media Newsroom

もうひとつ、XC40 EVに関わる情報として、公開されている写真が挙げられます。

この写真をじーっと見るとわかるのが、前後輪に設置された電動モーター。つまりAWDだということがわかります。XC40 TwinEngineではFFでしたが、EVはどうやらAWD。これも楽しみなポイントです。

さらにフロントミッドシップと言える構造。重量物が車体中央部によっているおかげで、旋回性能が高まりそうな予感です!

また、充電コンセントがガソリン給油口と同じところになっていますね。これはプラグインハイブリッドと同じ前輪後ろがいいのでは?と思いますが、きっと何か訳があるのでしょう。

まとめ

ということで、10月16日までに小出しされるとみられるXC40のEV情報。楽しみでなりません!

どちらかといえば安全性能に力を入れたとみられる報道でしたが、実際にどれほどの能力のあるEVなのかは、明らかにされていません。EVはプラグインハイブリッドに比べて、パーツ数が少ないのも魅力。つまり、PHEVよりも安く提供される可能性がります。

航続距離が長く、パワフルな電気SUVが発売されれば、XC40のバックオーダーは今よりもさらに増える可能性があります。V40の生産ラインを早く改修して、XC40の納期の短縮、そして元気なEV発売!としてほしいところです。

とにかく、次々に出るであろうXC40 EV情報をまたれよ!内容つかみ次第公開していきます!

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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