XC40に登場する3気筒エンジン3兄弟 TwinEngineだけじゃない

海外でXC40用エンジンとして追加される3気筒エンジンの情報を、ちょいかじりです。

日本では2019年3月25日に発売された、XC40の2020年モデル。小変更内容は別の記事に譲りますが、細かい変更を受けています。

そして海外での2020年モデルはといえば、とうとうエンジンの追加ラインナップがありそうです。

 

今回の記事は、いただきましたコメントが発端でした。

XC90とXC60に、マイルドハイブリッドのテクニカルデータが上がっていた」というものです。確認したところ、すでに2020年モデルのXC90/XC60の情報が上がっていました。

(テクニカルデータは、VOLVO GLOBAL NEWS ROOMで公開されています。)

もちろんマイルドハイブリッドも気になるのですが、今日本はXC40フィーバーということもあり、ならばXC40はどうなの?という事で探ってみますと。。。

あるある、新型3気筒エンジンを主体として、3つのエンジンが新たに加わるようです。

XC40 T2用3気筒エンジン B3154T9

1つ目に紹介するのが、番号から見るに最新の3気筒エンジン、「B3154T9」エンジンです。

2019年モデルのXC40は、156psを発揮する「T3」エンジンか、150psを発揮する「D3」エンジンが最下位グレードでした。

ここで拡販、テコ入れ(必要ないが。。。)専用に、出力を絞った「T2」エンジンが搭載されます。

現在日本で販売されている、V40 T2エンジンは4気筒。対して、このエンジンは3気筒です。エンジンの出力不足を感じる可能性はありますが、コストは随分と下げられるでしょう。

もしも日本に導入されれば、330万円ほどの車体価格になるのでは?

項目 データ(XC40 MY2020 T2)
排気量 1,477cc
気筒数 3気筒
最高出力 129ps / 5,000rpm
最大トルク 245Nm ( 1,620rpm〜3,000rpm)
最高回転数 6,000rpm
トランスミッション 8AT AWF8G30
駆動方式 FF

aboutVOLVOの予想では、このエンジンはV40が生産終了後、新型クロスオーバーが発売されるまでの「つなぎ」の安価モデル用と考えられます。

以前海外サイトからの情報で、新型クロスオーバーをほのめかす発言を取り上げましたが、やはりXC40がボルボの最安レンジを担当することになりそうですね。

XC40 T3用3気筒エンジン B3154T2

2つ目に紹介するのは、2019年モデルの3気筒エンジンからどうやら一度マイナーチェンジを受けた、「B3154T2」エンジンです。

2019年モデルのXC40と、2020年モデルのXC40との「T3」エンジンの差は、出力とトランスミッションの向上。156ps / マニュアル限定だった初代「T3」から、160psへの向上と8速ATとのマッチングが図られています。

日本にはオートマチックトランスミッションでなくては輸入できず、「T3」は来ないだろうなと思われていましたが、これで輸入する準備は整いました。

とはいっても小変更は終わったばかり。登場するのなら、TwinEngineの発表次期は、来年2020年春の2回目の小変更の時かもです。

項目 データ(XC40 MY2020 T3)
排気量 1,477cc
気筒数 3気筒
最高出力 163ps / 5,500rpm
最大トルク 265Nm ( 1,500rpm〜3,000rpm)
最高回転数 6,000rpm
トランスミッション 8AT AWF8G30
駆動方式 FF

「T2」に比べて、最大トルクの発生回転数が低い1,500rpm。運転のしやすさもアップしそう。

うれしいのは「T2」も「T3」もアイシン製の8ATとの組み合わせだということ。トルクが多少薄くても、トランスミッションで何とかカバーできそうですね。

XC40 T5 TwinEngine用3気筒エンジン B3154T5

そして3つ目。とうとうエンジン記号もつけられた、TwinEngine用エンジン「B3154T5」です。

ひとまずスペックをご覧ください。

項目 データ(XC40 MY2020 T5 TwinEngine)
排気量 1,477cc
気筒数 3気筒
最高出力 180ps / 5,800rpm
最大トルク 265Nm ( 1,500rpm〜3,000rpm)
最高回転数 5,800rpm
トランスミッション 7DCT
駆動方式 FF
モーター出力 60kW
モータートルク 160Nm

まず、どの3気筒エンジンもそうですが、AWD仕様は無いことがわかります。XC40 T5 TwinEngineでさえもFF、フロントドライブです。

まだまだ調整の真っ最中なのかもしれませんが、3気筒エンジンを待っていたら、AWDも一緒に逃げていく可能性があります。SUVですから、できればAWDがリセールバリューも良くオススメです。

また、モーターとの組み合わせで425Nmを発揮することがわかりますね。このトルクの大きさは素晴らしい。さすが、電気だけで動くプラグインハイブリッドです。

ただし、非常に高価になる予測がされています。それこそT2モデルが2台買えるほどの価格になりそう。T5 TwinEngineはしばらくは、(欧州の)企業のための車となりそうです。

ちなみにトランスミッションが、7速デュアルクラッチです。ボルボの搭載しているオートマチックトランスミッションはとても優秀なアイシン製。どこまで質感が追いつくか、楽しみですね!

合わせて3兄弟!3気筒エンジンたち

というわけで、この3兄弟のうちどのエンジンモデルが、いつの時点で追加されるのかはわかりませんが、期待させる情報ですよね。

エンジンの質感は、多少落としても良いと考えているのか解りませんが、3気筒エンジンのラインナップが増えたことは確かです。

スペックとしても4気筒エンジンに追いついたので、4気筒に比べれば省エネになる3気筒へ、変わってゆくのかもしれません。そのような作戦でくるのか、XC90のように、突然モデルが増えるのか。

いつまでもミステリーに包まれて先の見えない、ボルボの作戦に要注目です!

 

おまけ

ボルボV40にも、2020年モデルがあるようです。

とは言ってもエンジンラインナップはT2、T3、そしてD3のみ。とうとうD4は消えてしまいます。これはV40クロスカントリーも同じ。

日本にディーゼルのD4を入れてよ、という要望をどんなにあげても、ボルボ本社で作らなくなるのならもう諦め。XC40も、そのうちディーゼルがラインナップから消えることでしょう。

 

マコ「なら、5気筒エンジンをだせ!」

シンゴ「なにぃ!?」

おまけ座談会

マコ「3気筒エンジンがホイホイ出せるのなら、5気筒エンジンも出せるでしょ?魅力ある5気筒エンジンを出すのはどうでしょう!」

エイジ「メルセデスベンツが6気筒を出すくらいですしね。ありといえば、ありです。」

マコ「そもそも、FFのボルボはエンジンサイズに直接影響を受けるのは横方向。クラッシャブルゾーンの確保は問題ないでしょう!?」

エイジ「ですね!4気筒のスペースに5気筒エンジン、というのは、以前もやってますから。エンジンにはやはり、色気って必要です!」

シンゴ「こらこら、2人とも。。。」

マコ「うわ!柔軟な頑固オヤジだ!」(安全性に磨きをかけるボルボの「速度制限」機能は必要かを参照)

シンゴ「いい加減にしなさい!そもそも、気筒数を減らす意味は、燃費を上げるためだって事はわかるんでしょ?」

エイジ「そりゃもちろん。」

シンゴ「なら、5気筒エンジンは無理じゃない。逆に燃費が悪くなっちゃうよ。」

マコ「そうは言いましても、プレミアムカーを名乗るのであれば、メルセデスのような直列6気筒復活ってありじゃないですか。」

シンゴ「直列6気筒復活は、6気筒だから復活できたんだよ?中途半端な5気筒エンジンじゃ、復活する意味がないよ。」

マコ「そうなんですか?エイジさん。」

エイジ「まあ、それは確かなんですが(笑)直列6気筒はバランスが良いため、バランスシャフトなどの重量物が必要なくなりますし、振動特性がいいから高級車向きだし。技術の向上もあって、以前より小さな直列6気筒を作れたんだって話ですよ。」

シンゴ「そうそう。だから、直6は作ればフラッグシップ的な役割で売れるだろうし、静寂製も高いしエンジン音もいいから満足度も高い。直列5気筒じゃこうも行かないよ。」

マコ「えー、でも車って振動してなんぼじゃないですか。もし振動特性がうんたらって言うのでしたら、電気自動車のほうが良いでしょう?」

シンゴ「そりゃそうだけど、まだ電気自動車って普及段階なんじゃない?」

マコ「日産リーフとベンツが、どちらが高いかって話ですよ(フン!)」(注:リーフは315万円〜、メルセデスベンツS450は1千万円超え

シンゴ「まあさ、ボルボははっきり言って、エンジンの官能性能なんて二の次だし、それでいいと思う人たちが買うんだよ。そりゃたしかに、V40のT5 R-Designとか楽しいクルマはあるけどさ。」

マコ「V60のT5も気持ちのいいエンジンです!」

シンゴ「そうなんだけどさ。ここで5気筒出したら、燃費が悪くなるって言うんで時代に逆行なんて言われちゃう。そもそも直列5気筒出したのって、ボルボが6気筒を出した後に、1気筒減らして普及させたのが原点なんだから。」

マコ「えぇー、消去法みたいで嫌ですね。でも、ボルボの5気筒は独特の質感で楽しかったんですけどね。。。」

シンゴ「その特殊なエンジンを、今は各メーカーが血眼で作っている。ボルボはDrive-Eで成功を見せて、電動化で先に行こうとしているんだ。それなりに楽しいエンジンを載せてるって、捉えていいと思うけどね。」

5気筒エンジンを推したい気持ちは解りますけどね。Drive-Eに気持ちいいエンジンサウンドがプラスされれば、さらにファンがつくでしょうね。

シンゴ「そういう見込みって無いの?」

それが今回の3気筒3兄弟って事になるんじゃ無いですかね。はたまた、マイルドハイブリッドですかね。

マコ「あぁー。低回転域がモーターで補助される、マイルドハイブリッドディーゼル「B4」は、そういう意味では楽しみですね。」

シンゴ「ね?楽しいエンジンあるじゃない(笑)」

マコ「反省しました(笑)」

 

反省したところで、今回はお開きといたします。

新しいエンジンに出会えると言うのは、とっても楽しみですね。しかし、官能的な3気筒というのは聞いたことがありません。

車としての魅力をしっかり詰め込んだ、素晴らしいXC40を世の中に出して欲しいですね。

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