コラム XC40EVは日本に必ずやって来る

まず、先に言っておきます。今回は先走った意見になる予感がします。

それでも居ても立っても居られない感覚で、記事にしたためておこうと決めました。それは、XC40のEVについてと、VCJの動きです。

おおよそボルボ本社で用意しているモデルを日本で展開しないボルボ・カー・ジャパン。けれども今回のXC40 EVの販売は期待できそうです。

ボルボ・カー・ジャパンはEVを販売する

日本とスウェーデンの国旗

VCJことボルボカージャパンは、プレスリリースでXC40のEVの発表があることを正式に発信しました。メーカー直営なのだから当然でしょ?と思う人も多いことでしょう。しかしそれは違います。

VOLVO CAR JAPAN PRESS SITE

電気自動車の進歩は、自動車の歴史の中で最大の変化をもたらしています。誕生から一世紀以上を経て初めて、自動車はその核心部分…

XC90が先ごろマイナーチェンジを行いましたが、本来ならばマイルドハイブリッドを搭載するはずが、見送られました。

もちろん欧州ではマイルドハイブリッドは走り始めています。しかし日本には入ってこない。

ボルボのXC90へのマイルドハイブリッド投入は、VOLVO GLOBAL NEWSROOMにて2019年2月に予告されていました。ところがVCJは日本では発表せずにスルー。結果はD5エンジンを春先に投入してお茶を濁し、XC90はエンジン以外をリフレッシュして今年のアップデートを完了しています。

つまり、導入するつもりのない車については日本では発表しない。これが彼らのポリシー。

そのVCJが、今度は本国と同時に発表してきた。これは日本にはXC40のEVを入れる事を意味すると思いませんか?

しかも、相当早い段階で投入するかもしれません。

なぜかと言えば、V40が販売終息し、量販が見込める車種が無くなったからです。ボルボ・カージャパンには、2020年に発売できる新型車はなかったわけです。販売台数が落ちるのは目に見えています。

2020年はXC40EVで乗り切る。最近のVCJはボルボ車の相次ぐ投入と、その品質の高さで販売台数の増加が実現しています。2020年に販売開始できる新型車が必ず欲しかった。V40を捨てても良い、と判断するに十分な魅力的な車。XC40EVはその要望に応えることができるはずです。

EV化は確実に、そして早くやってくる

ploestar-one
出典:polestar

しかし、私は正直ビックリしています。その理由は、EV発表の早さです。

たしかに2019年中の発表は予告されていました。しかしプラグインハイブリッドの世界展開がまだまだ本格的ではない状況では、EVなどかなり先の話だと考えていたのです。

そもそも、ポールスターだって始動したばかりで、生産体制なんて完全には整っていないわけですよ。

2019年の発表、2020年の発売かなあと考えていました。しかも実験的に、徐々にゆっくりと。そのためのポールスターだったんじゃないの?ところが今回、10月16日に発売というではありませんか。まさか(日本では)ポールスター2より早いなんて!

木村社長が言っていた、ディーゼルのリセールが下がる発言はこれが理由だったのか?他のメーカーに比べ、EVの投入が早いから?

もちろんインフラ整備が整うまでは、ディーゼル優位なのは変わりません。けれども、夢のディーゼルXC40待ちをしていた方の一部は、XC40EVは朗報なはず。街中での運転がメインの人は、明らかにEVは「ささる」はずです。

毎日エネルギー満タンで始まるドライブ生活

ガソリンスタンドに行かない生活

溢れるトルク 滑らかな加速

未来溢れるEVが、まさかボルボファンに世界の自動車メーカーよりも早く届けられる!

明らかに日産リーフよりも居住性がよく、デザインが良いXC40EV。待ち遠しいとしか言いようがありません!

XC40 EVの実力はポールスター2を見るとわかる

Polestar-2
出典:polestar

ところで、XC40EVの実力はどれほどのものなのでしょう?

性能のキーポイントは、ポールスター2でしょう。同じCMAプラットフォームを使うピュアなEV。サイズ的に余裕のあるXC40は、バッテリー搭載量を増やす事も可能なはず。

モーターの出力を下げて、航続距離を伸ばす事もできるはず。。。ん?EVってそういうものなのでしょうか?(^-^)

テスラ対抗のピュアEVであるポールスター2。ボルボの性能的イメージリーダーなのかと思っていました。だから、出力の値はXC40EVの方が低い可能性がありますね。

そもそも、XC40EVには408hp、600Nm超えのトルクなんて必要ありません。半分の性能でも足ります。ボディ形状でスマートなポールスター2に比べて、どうしても空気抵抗が多くなるXC40EVですが、航続距離を600kmにまで伸ばすことができたなら。。。

東京から伊勢神宮までロングドライブができるかもしれませんね(^-^)

究極のエコカーはボルボ ユーザーの為に!

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出典:Volvo Car Group Global Media Newsroom

XC40のEV発表は、世界中のメディアで取り上げられています。これは当然でしょうね。

実用的であり、価格はきっと、ポールスター2より安いはず。450万円から700万円の間で展開されるポールスター2。XC40EVはきっと、もう少し安い価格設定がされるはず。

ボルボユーザーは、世界の最先端に躍り出るボルボを待っていた事でしょう。

のっぺりとしたテスラなんぞ眼に入らない

サイズで我慢のスマートEVなんぞ知らぬ!

アイディ3!?安い。。いやボルボが超えてくれるはず!!

我らがボルボはしっかりと確実に、ボルボファンに究極のエコカーを届ける用意をしていてくれました。

さあ、あとは日本にいつ入ってくるかだ。当初は豪華なInscriptionから来るでしょう。EV Momentumは相当お求め安い価格でやってくるはず!

あれ?XC40のPHEV、いつ来るのかな?来年?ならXC40EVは2021年?

発売するのなら、早く市場に投入してね!車検通して待ってるからね!

というボルボV40乗りの声が聞こえてきそうです。(^_^)

 

EVって本当に環境にいいの?

川崎市千鳥公園とV40

ここからは、おまけコーナーです。

EV来い来い!というけれど、やはり大きなバッテリーを搭載する以上、製造過程でCO2を排出してしまうのが現在のEVです。

下記表は以前別の記事で解説した資料です。

燃料使用量 生涯CO2排出量
ディーゼル 電気 ディーゼル 電気
走行 20万km 111 62 140 119
走行 15万km 84 48 113 105
走行 10万km 56 31 85 88
走行 5万km 28 16 57 73

この表を見る限り、現在の状況では生涯10万kmを走行しなくては、電気自動車によるCO2排出量の低減効果は見られないことになります。

図に起こすと以下の通りです。

ディーゼル車とEVの生涯CO2排出量

フォルクスワーゲンの資料を表にしたものなのですが、10万kmを走行すると、ようやくEVがCO2総排出量で上回る、というものでした。フォルクスワーゲンはディーゼルエンジンを作り続けていますから、なにか内燃機関に優位な資料が必要なのでしょう。

about VOLVO[アバウトボルボ]

2025年に電動化率50%を目指すボルボは、2社のバッテリー供給会社と契約を結びました。電動化へ突き進むボルボの施策は正…

正直に言えば、内燃機関の仕事はまだまだ残っています。長距離ドライブもそうですし、大型トラックなどにもディーゼルエンジンは必要不可欠でしょう。しかし、EV化は加速する可能性が高いです。それは、今月に起きた事件からも言えることです。

サウジアラビアの油田へのドローン攻撃

結局のところ、EV化を押し通す意味はエネルギー問題です。自動車の燃料であるガソリンや軽油は、中東地域で採掘される重油を原料に精製されるものです。近年自動車の需要が増えたことで、重油の需要も増え、結果としてガソリンの価格は上がり続けています。

航空機や船舶には、まだまだ軽油は必要かもしれません。(ロケット推進剤などの別のテクノロジーのによって解決するかもしれませんが。)

けれども世の中の経済活動に必要な、自動車という私たちの「足」は、自国で生産できるエネルギーが望ましい。でなければ、経済活動そのものが油田に支配されてしまうのです。

そのエネルギー源は、日本で言えば火力発電、水力発電、風力発電の他、太陽光、地熱など様々なものが挙げられます。もちろん重油を燃やす火力発電もありますが、その比率はテクノロジーの発展とともに徐々に下がっていくことでしょう。

だからこそ、日本は欧州と共同で「核融合発電」の開発に取り組んでいるわけです。

原子力発電に変わる、安全でクリーンなエネルギーを得た時、EVの生産に油田が関係することは無くなります。その時にEVを作り始めたのでは遅い。ならば、今この時にEVを開発し、販売し、徐々に内燃機関からの撤退を始めるべきでしょう。

シンゴ「ちょっとまった!」

マコ「は、はい!?」

オマケMeeting!!ディーゼル派だったじゃんよ!?

植物油がボトルに履いているイメージ

シンゴ「aboutVOLVOは、確かディーゼル派だと言っていなかったっけ?XC40 EV発表間近で浮足だってない?(笑)

マコ「た、たっていますよ?」

エイジ「たっているんだ(笑)」

マコ「今だってディーゼルの将来は信じています。けれどもディーゼルの将来は、将来の発電テクノロジーにかかっていると思うのですよ。」

シンゴ「え、どういう事?」

マコ「まずですね、このまま内燃機関を使い続ければ、CO2は地球上にドンドン溜まっていきます。温室効果も高まり、最終的には住めない星になるかもしれないんですよね。」

エイジ「極論を言えば、というか、地球温暖化は現実味を持っていますよね。」

マコ「はい。そこで核融合だの、太陽光での自家発電だので車が電動化します。すると随分の量のガソリンが不要になりますよね。」

シンゴ「そりゃあね。でも電気が増えたとして、ガソリン車はEVになりました。ディーゼル車はどうなるの?」

マコ「いままでの主張通り、再生可能”液体燃料”対応車として残るのです。例えば、1つは水素であったりとか、バイオディーゼル燃料であったりだとか。」

エイジ「水素はたしかに、電力がまかなえれば水から作ることができるかもしれません。今は水素自動車用の水素をつくるのに、ガソリン自動車以上のエネルギーを使っていると言われていますね。」

マコ「はい、でも電力さえなんとかなれば、水素は作り出すことができます。そしてバイオディーゼル燃料もそうです。」

シンゴ「バイオディーゼルは食料問題に直結するから、将来が見えないと言われているよね。」

マコ「いえ、これからは藻をつかって燃料を作る時代が来るのです。。。たとえば、2019年中に稼働すると言われていた、ユーグレナ社が主体として動いているバイオディーゼル燃料実証プラントが、とうとう稼働開始するのです。」

シンゴ「ええ?」

『GREEN OIL JAPAN』宣言では、2020年までに実証プラントで製造したバイオ燃料を陸・海・空における移動体に導入し、2030年までにバイオ燃料を製造・使用するサポーターを日本中に広げることでバイオ燃料事業を産業として確立することを目標に掲げ、この目標実現を通じてSDGs「GOAL13:気候変動に具体的な対策を」への貢献に取り組みます。そのために当社は、2025年までに25万KL/年のバイオジェット・ディーゼル燃料を100円/Lで製造する商業生産体制を整え、2030年までにバイオ燃料100万KL/年を供給することを目指します。

出典:株式会社 ユーグレナ

エイジ「バイオ燃料を陸海空に?すごい。バイオディーゼル燃料で航空機も飛ばすのですね!」

マコ「ユーグレナは詐欺だ何だと言われていましたが、結果が出るのなら嬉しい事ですね。ただし、当然ながらこのプラントを動かすのにも電気は必要です。でも、電気(とミドリムシ★)があれば、ディーゼル燃料の供給は可能というわけです。」

シンゴ「なるほどね〜。ならば、ディーゼルエンジンについてはまだまだ性能の向上を行なって、将来のバイオディーゼル燃料の活用に貢献できるようにしてほしいね。」

マコ「はい!バイオディーゼルについては別の記事で特集しますが、aboutVOLVOはディーゼルと電気も応援します!」

エイジ「元気に記事が締められます(笑)良かった良かった!」

 

ーーーという締め具合で、今回の記事は終了。バイオディーゼル燃料にも、興味ありませんか?

それでは今回はこの辺で。お読みいただき、ありがとうございました!

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