ボルボエンジンライブラリ B4204T18(XC40 T5用ガソリンエンジン)

ボルボのエンジンラインナップは、T2〜T8 TwinEngineとD4など、多岐に渡ります。

さらに、世代やモデル毎にチューニングの違う様々なエンジンが存在するのです。

小規模メーカーだと言うなかれ。実はこだわりのエンジン屋。ボルボの送り出す新世代T5用ガソリンエンジン、「B4204T18」について深掘りしていきます。

CMAプラットフォーム用新世代T5用エンジン

ハイオクガソリン、ターボチャージャーつきで350Nmを発揮する、B4204T18。

旧世代(?)の「B4204T11」と比べて、7psのパワーアップを果たしています。

B4204T11は旧V60、現S60、V40のT5用エンジンです。

新型V60などの、SPAプラットフォーム車とは若干チューニングが違うようで、出力が変わっています。

その差は2ps、XC40用T5エンジンのほうが低くなっていますね。

B4204T18のエンジン性能

※このエンジン性能曲線は、カタログ数値をもとに独自に作成したものです。

2ps低いとはいっても、低回転、中回転域ではしっかりと豊かなトルクを発生させます。

最大トルク発生回転数は、B4204T23よりもわるくなって1,800rpm〜4,800rpm。

最高出力は同じで5,500rpmで発揮。V60を知らなければ問題にならないレベルですね。

ボア×ストロークは、82.0mm × 93.2mm。実際の排気量は1,968cc。圧縮比は10.8。

1stエディションに乗った人ならわかる、とても軽やかな走行感覚を見せてくれるエンジンです。

たしかに出力が少し落ちていますが、車体とのマッチングやAWD機能との調整によって、すこーしだけ調整したのだと思います。

組み合わされるトランスミッションはアイシンAW製TG-81SC

毎回同じことを書いていますが、細かく制御された大出力を、しっかりタイヤへ届けるのがアイシンAW製8速オートマチックトランスミッション TG-81SC(アイシン名 AWF8F45)です。

1,000rpmから制御できる直結制御は、マニュアルトランスミッションのような直結感と、トランスミッションによる”すべらない”エンジン音の上下を楽しむことができます。

ポールスターパフォーマンスパッケージ対応

ノーマルポールスター
パワー252ps255ps
トルク350Nm400Nm

ボルボのエンジンチューニングプログラム「ポールスターパフォーマンスパッケージ」での、エンジン出力向上にはしっかりと対応してきます。

パワーアップで嬉しいトルク400Nmは、燃費にこそ悪影響が考えられますが、図太いトルクが大好きな人であれば、ぜひ導入したいですね!

見ての通り、エンジンパワーが増えるわけではないのでトルクの山を低回転側にもってくるように調整しているのでしょう。

結果として、もしかすると燃費はあがるかもしれない!

次期V40へも搭載される?

新型V60などSPAパッケージ用のB4204T23との対比、なんてことを書くこともできるのですが、そんなことは問題にならないのは、今後のこのエンジンの運命が不透明だから。

本来であれば、次期V40や登場が期待視されているXC20のスポーツエンジン用として販売される可能性が高いはずなのですが、次に出るCMAプラットフォーム用T5エンジンは、TwinEngine仕様の可能性が高いのです。

ボルボは2019年に電動化フルラインナップを実現すると宣言していますが、そのためにはTwinEngine仕様のないXC40への新型TwinEngineの追加。それと、V40のフルモデルチェンジを行わなくてはなりません。

日本では2020年をボルボハイブリッド元年とする、なんてことをVCJのセールスマンが話してくれました。つまり、2020年のT5モデルは、明らかにTwinEngine仕様だと思われます。

そして、CMAプラットフォームのTwinEngineは、SPAプラットフォームのTwinEngineAWDと違い、FFで供給されるとのこと。

すると。。。AWD仕様にのみ残るのが、このちょっと出力が下がったB4204T18エンジン。FFモデル用T5エンジンは、T3 + 電気モーターで現れると想像しています。

もしかしたら最後の最強ガソリンエンジン

先にも話した通りですが、将来のT5モデルは、CMAプラットフォームではTwinWngine仕様で発売される可能性が高いでしょう。
なにかしらのタイミングで、ガソリンのT5はラインナップから姿を消す可能性だってあります。
注意深く見ていなくてはなりませんが、もしもそうなるのなら、最後の最強T5ガソリンエンジンになる可能性があります。
そして、CMAプラットフォーム最後の4気筒エンジン、となるかもしれません。T5 TwinEngineは3気筒ですから。。。
D4が将来なくなる昨今、CMA唯一の最新T5ラインナップであるXC40 T5を選ぶということは、意外にも意味のあることになる可能性がありますね。

燃費最低の T5 モデル

などなど、様々な将来の不安があるなかですが、すばらしい素性をもっていることには変わりありません。

XC40で、T5モデルのJC08モード燃費は「12.5km/h」。

SUVという形を考えれば、なかなか立派なエンジンです。

燃費が良いとまでは言えませんが、装備が多く車重があるので仕方ありません。

排ガス性能は「平成17年度基準排ガス基準75%低減」レベル。やはりD4の「平成21年適合」よりも低い実力になってしまいますが、過渡期に対応するエンジンですから、仕方がありません。

ですので、どうせ燃費に期待できないのなら、プラス50Nmのポールスターパフォーマンスパッケージを最初からつけてしまうのも良いかもしれませんね。新型V60と同じ結論になってしまいますが、個性がでますよ!

T5(B4204T23)の有無価格
V40
XC40¥5,390,000〜
S60
V60
XC60
S90
V90
XC90

※2018年10月現在の情報を元に記事にいたしました。

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