ボルボV50 中古で選びたい人へ贈る最新インプレッション

中古車というのは、すでに市場にはカタログもなく選ぶのも難しいと思います。

それが外車だとすれば、もっと大変でしょう。

しかし、このページにたどり着いたあなたは運がいい。

きっと世界で一番の最新、V50インプレッションが見れるでしょう!

とハイテンションにしながら、今回は雑誌の試乗記風にお伝えしたいと思います。どうぞ参考になさってくださいね。

スタイルから入るボルボV50

最初、私はボルボに良い印象を持っていなかった。PAG時代でのブレーキが効かなくなる事への消極的な対応を雑誌で知っていたからだ。

しかし、百聞は一見にしかず。北欧かぶれになった家内と、たまたま街で見かけたV50のシルエットに惹かれて、ボルボディーラーへ出向いた。

品のいいヨーロピアンスタイル

V50のフロント

試乗車の前に立ってみると、なるほど日本車とは別格の「形の良さ」を感じる。

これがこのサイズのベストデザインとでも言いたげな美しさ。ショルダーラインの張り方も、ほかのボルボと同じテイストで好印象。

特にいいのはフロントとリヤの造形。程よくスポーティに、間延びしないデザインに一目惚れだ。

扉を開けると、上質な本革シートが私を出迎えてくれる。

これがボルボシートか。張りのあるシートが、いきなり身体にフィットする不思議。確かにいい値段なだけある。

これで300万円代なら安いんじゃない?

いや、裏があるに違いない。原価がすごく安いとか。手を抜いているとか。

先に調べた情報では、マツダアクセラ、フォードフォーカスと同じシャシーらしい。アクセラってリッターカーじゃない?

安めのシャシーに豪華装備を持っただけ。と最初は思っていた。これは見事に裏切られたのだが。

安全意識が高いが さりげない

V50のキー

まずエンジンをかけようとする。キーはどこに挿すの?

なんと、ハンドルの左ではないか。しかもセンターコンソール側。

何故かときくと、「事故の際にカギが膝にあたらないようにです」。

ボルボには安全の精神がタップリ入っていて、キーの位置などという細かいところまで手当てするのだそう。

しかもSRSサイドエアバックも装備。我が家には小さい子供が2人いる。万が一がおきた時に、お金で解決できたことをケチっていたら、後悔しそうだ。

ボルボ車へのイメージは急速に回復していく。さあ、試乗に出かけよう。

独特のフィーリングに脱帽

V50の5気筒エンジンは素晴らしい

V50のメーター

アクセルを少し開けて、びっくりする。これが5気筒エンジンの音か!

4気筒のような雑味はなく、はたまた6気筒のような、甲高く叫ぶわけでもない。しっとりと力強いエンジン音。なかなかいいじゃないか。

誰だ。中途半端なんて言う奴は。

高回転までしっかり回り、170psを出力する2.4リッターエンジンを、5速ATできめ細かく制御するから、街中でも高速道路でも走りやすい。

実際ディーラーの前の街道を走ってみると、為らもなく軽やかに上っていける。爆発的な加速ではないけれど、シフトダウンせずに伸びやかに加速するそれは、豊かなトルクの証拠。

ただ、5速ATの5段目は、時速55kmを超えないと入らなかった。燃費を稼ぎたいのだが、日本の一般道では4速までしか入らないだろう。ここは残念だった。

乗員を疲れさせない乗り心地

足回りはどうだろう。17インチを履くが、サスペンションがしっかり仕事をしているのがわかる。

簡単に言うと、道路のデコボコに差し掛かると、確かにゴトゴトと音はするが、車はピクリとも揺れを感じさせない。

マツダの開発したマルチリンクサスペンションが、いい仕事をしている。

ハンドリングはどうだろうか。こちらはキビキビとはいかない、おっとりした味付けで、しっかりハンドルを切らないと曲がらない。

こう言うと、悪いハンドリングだと思われるかもしれない。しかしそうではない。

過敏な動きを抑えた、乗員を疲れさせない味付けになっているのだ。これは長距離ドライブにはいい要素だろう。

感動ポイント それはブレーキ

そして私が今回、一番感激したのはブレーキフィーリング。止まる力の足加減に、リニアに反応してくれる。

反応がいいから、停止直前にブレーキを緩めて止まる、「ふわっと停車」が簡単にできるではないか。

いたるところで感動を覚える。V50は明らかに、名車になれるだろう。

ボルボの良さに飲み込まれていく

V50のセンターパネル

この1つ1つの細かな要素、どこかが飛び抜けているわけでなく、うまくまとめ上げてある。

乗り味はとっても「濃厚」だ。深くストロークするサスペンションと、シートのクッションとのマッチングがすごくよく、身体をずっと預けていたくなる。

ふと見れば、本木目のフロントパネルが美しい。この車の為に、独自の加工で作っているという。

いままで、車の中がリビングルームのようにリラックスできたことが、あっただろうか。

それでいて車らしさを忘れているわけではない。

緑色に光るメーター類も、なかなかカッコイイ。イカしている。

メーターは高級車のようなきめの細かいものとは違う、簡単だけど美しい形状。まさに北欧インテリアだ。

気になる「あの」場所もチェック

少し見辛いサイドミラー

V50のミラー

試乗を終えた後、あらためてディーラーで展示車を触ってみる。

運転中に違和感を覚えたものがあった。サイドミラーだ。

サイドミラーは、外側4分の1くらいが、すこし湾曲して遠くまで見えるように作られている。

正直これは慣れなかった。遠くまで見える配慮は悪くないが、いかんせんミラーが小さすぎる。

少し狭い後席

V50のリアシート

後席に乗り込んでみる。窓は程よく大きく眺めがいい。

大人が座るにはちょっと狭く感じるが、子供ならいいだろうか。

それでも一応、大人3人が並んで座ることはできそうだ。

まとめ

デザイン ★★★★★
居住性 ★★★★
エンジン ★★★★
乗り心地 ★★★★
ハンドリング ★★★

走りを期待したりしなければ、とても上質な住み心地を提供してくれる、とても優しいボルボV50。

私自身のオススメ度は★★★★星4つだ。

当初ボルボに対して、良いイメージはなかったが、良い意味で裏切られた。

これは相当真面目に作り込まれている。ひとつひとつの造形に意味がある。そう感じさせるのだ。

ボルボを1台購入して、長距離ドライブに出かけたい。本気でそう思った試乗であった。

試乗車 V50 2.4i SE

エンジン 直列5気筒DOHC 2.4L 170ps 23.5kgm

寸法 4,520 x 1,770 x 1,480

車重 1,470kg

サスペンション ストラット/マルチリンク

タイヤサイズ 205 50R17

モデル 2008年モデル

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