T6/T8 TwinEngine 燃費は良いのか悪いのか

これがわかる記事です!

自宅で充電のチョイ乗り利用が多ければ、TwinEngineは燃費は無限大!しかし、長距離ドライブばかりならT6並の燃費です。

ボルボの全モデル電動化の一端を担っている、TwinEngineモデル。

電気モーターでリアタイヤを駆動することで、FF車のボルボをAWDに性能アップさせます。

さらにプラグインハイブリッドですので、家で充電しておけば電気自動車としても使用可能です。

このすばらしいTwinEngineですが、意外と燃費はよくないと報じられています。

TwinEngineをモーターマガジンの記事から参照

モーターマガジン2018年9月号

モーターマガジン 2018年9月号の巻末で、V90 T8 TwinEngineのユニークな実験が取り上げられていました。それは、「TwinEngineを敢えて充電しないでつかってみる」ことの検証です。

長期のテストドライブとして、1ヶ月間は頻繁に充電し使用、もう1ヶ月間はまったく充電せずに使用していました。T8 TwinEngineは、エンジンはT6のものを使用し、バッテリーを補助的に使うことで総合燃費を稼いでいます。今回は回生ブレーキやエンジンからの充電しかありません。

結果はというと、以下の通りでした。

前回は、充電回数4回で2869km走った。平均燃費は13.0km/Lであった。しして今回は、充電回数0回、2549km走行して、平均燃費は12.1km/Lである。その差は0.9km/Lである。

出典:モーターマガジン 2018年9月号より

上記の記事を読むと、意外と燃費が伸びないように思えます。

しかし、自宅に充電設備がある家なら毎日充電するでしょうから、2869km走るのに4回しか充電しない、という事はあり得ない、と考察できます。

一方、例えば東京から九州までを往復する、というような、長距離ドライブを楽しもうとすると、バッテリーの充電できない期間が発生します。その時は、ほとんどT6エンジン車と同じ性能しか発揮できなくなるわけです。

ですので、平均燃費12.1km/Lまで落ち込むことは充分ある、と教えてくれる記事でした。

(アルファードとかは7km/Lくらいですから、燃費は充分に良いでしょうけれど。。。)

TwinEngineを海外メディアの記事から参照

カーマガジン(イギリス)のV90 T8 TwinEngineの記事では、TwinEngineの静かさやV90の居住性の良さを讃えながらも、記事末尾で次のようにコメントしています。

But the hybrid aspect is baffling. Volvo’s bold claims about moving rapidly to an all-electrified range start to look a little hollow if this is what they mean. Use the performance and you lose the economy.

A better all-round package might be a D5 diesel, which isn’t as quick but still plenty quick enough, and isn’t as clean and frugal on paper as a T8 but in reality would be just as economical on the road for many drivers.

出典:car Magazin(UK) https://www.carmagazine.co.uk/

しかしハイブリッドには困惑している。ボルボはこのシステムで全電動化を達成するつもりでいるが、その目的を失っているように見える。性能を得るだけでお金を失うだろう。

より良いオールラウンドパッケージは、D5ディーゼルであるかもしれない。充分に速く、T8ほど清潔ではないけれど、実際の運転では多くのドライバーにとって経済的に運転できるだろう。

(翻訳:Google翻訳+about-VOLVO 独自解釈)

つまり、性能が高いのは認めるけれど、経済的に良いとは限らないと言っていますね。

むしろディーゼル車のD5のほうが、全てのドライバーにとって経済的に良い側面がありそうだ、とコメントしています。

一度の走行距離が長い欧州では、充電する間隔も必然的に長くなりますので、このように批評されるのかもしれません。ガソリンエンジンの効率が頭打ちになっている現代で、ディーゼルエンジンの熱効率の良さは、ハイブリッド技術を駆使しても超えられない壁のようです。

それでも将来目指すのは脱石油。ガソリンもディーゼルも使用する量を少なくする取り組みが、プラグインハイブリッドなのですよね!

TwinEngineのカタログ燃費を確認

V90を参考に、TwinEngineのJC08モード燃費を確認します。(WLTCモードはまだ発表されていません)

ボルボ V90 エンジンラインナップ 燃費
 D4(ディーゼルエンジン) 16.2km/L
 T5(ハイオクガソリンエンジン) 14.4km/L
 T6 AWD(ハイオクガソリンエンジン) 12.7km/L
 T8 TwinEngine AWD(ハイオクガソリン) 14.4km/L

T8 TwinEngine AWDは14.4km/Lと、T5と同等の燃費を叩き出します。ただし、バッテリーを充電しないとT6と同じくらいの燃費しか出ない、という事になりますね。

ああ、やっぱり高いお金をだしただけで、そんなにすごい性能はないのか。ならば(少し)安いT6にしようかな、なんて、考えちゃいそうです。どうでしょう?

バッテリー走行モードを活用しよう

そのような心配は、家に充電設備を儲ければ必要ないでしょう。

V90 T8 TwinEngineの満充電時の走行機能は、45km。

45kmというのは、東京駅〜八王子駅くらいまでの距離です。大阪駅〜京都駅にちょっと足りないくらいです。結構はしるのですね!

毎日の走行はプラグインハイブリッド機能を全開に使い、ほぼ電気自動車として使用。ロングドライブはパワフル&静かなDriveEエンジンで快適に過ごす。この2つを使い分ける。なんて素晴らしいのでしょう!

そもそも、このくらいのエンジンを購入する層にとっては、ガソリン代なんてほぼ関係ないでしょう。ようはどれくらい排出ガスを減らせるか。クリーンに生活することができるか、を追求するはずです。

化石燃料の使用をできるだけ抑える仕組みが入っている事。この機能が付いているだけで、充分エコロジーだと言えるのでは無いでしょうか。

ポイント

自宅で充電のチョイ乗り利用が多ければ、TwinEngineは燃費は無限大!しかし、長距離ドライブばかりならT6並の燃費です。

ディーゼルは魅力的だが。。

とは言っても、やはり経済的でお得なディーゼルエンジンは魅力的。

日本に導入されているモデルはD4のみですが、期待を裏切らない燃費16.6km/Lと、しっかりと対策された静音性能のおかげで、エコカー減税も手伝ってかなりお買い得に感じます。

TwinEngineに乗れる、ということを捨てて、実用本位でディーゼルを選ぶことは間違っていないと思います。むしろ、ボルボのディーゼルはクリーンディーゼル。プラグインハイブリッドにも負けません。

どちらを選ぶべきかは大変悩ましいところですが、例えばV90のD4を選べる価格帯ならV60やXC60のTwinEngineも選べるわけです。

誰もが簡単に選べる車ではないのですね。

このレベルの価格帯の車を選べるという事は、社会的に成功して選ばれた人材であるはず。将来の環境エンジンへの出資ととらえて、TwinEngineを選んでほしいと願います。

選ばれたあなたなのだから、より良い選択をしてくださいね!

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なお、さらにクルマ選びを悩ましくする、ハイパフォーマンスディーゼルエンジンがXC90に搭載されました。

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