カーリース「スマボ」徹底検証!支払い含めデメリットが多い

以前、スマボは割に合わないのではないかと記事中で書きましたが、新たな情報を集めたので、しっかりと検証して発信しようと思います。

スマボでの契約は、海外では普通に行われていることで、日本だけ極端に低いらしいです。

日本人には支払いの終わった車を、そのまま大事に乗り続ける文化がありますから、最大5年間までしか乗れないのはやはり悲しいですよね。

まあ、そうは言ってもリースなんて、通常は再リースや買取を用意するものなのですけどね。でもそれならローン組んだ方がいいし。

なんていうお悩みを解決できるように、色々情報を集めましたよ!

2018年10月追記 なお、XC40のスマボ/ローン比較はこちらにも用意しています。

https://about-volvo.11-life.com/smavo-tsukaikata/

スマボのメリット

メンテナンス

まずはメリットから解説しましょう。

後で費用のシミュレーションをしてみますが、ボルボのスマボの説明ページに独自の研究をあわせて、解説していきます。

リースの利率は1.87以下

リースの計算は非常に簡単です。物件、と言いますが、自動車本体の税抜き価格とオプションを合わせて、一定の利率を掛けます。

そこに、消費税をかけるだけ。

ボルボのスマボのチラシでは、消費税込み、かつ諸費用込みで計算しているようですね。

リースをよくわからないお客様へは、わかりやすいかもしれないけどね。

で、そのページにでている価格からリース率を計算してみます。

V40

61,884 ÷ 3,293,680 = 18.7%

S60

79,704 ÷ 4,793,680 = 16.6%

XC60

91,476 ÷ 5,993,680 = 15.2%

高ければ高いほど、利率は下がっていきますね。

なお、相場から言っても、決して高くはない利率です。

登録諸費用はリースに入っている

毎月必要ない支払額の計算は、なんとこれで終わりです。ビックリだよね?

実はここから、ボルボのカラクリが始まります。おトクなカラクリとハテナなカラクリが。

車の購入時にかかる、

自動車取得税

自動車重量税

自賠責保険料

がリースに含まれていて、定額支払いできるようになっています。

なんと?これらの費用は、20万円はかかるでしょう。これも込み込みなのだと言います。

自動車税はリースに入っている

いまのボルボは全て2リッター。ですので自動車税は39,500円。

これがリース期間中の分、含まれています。

39,500 x 5 = 197,500

なんと?最大5年分支払うとしたら、約20万円。これも入っているの?ホントに込み込み定額だわ。

なんだかんだで、5月にくる自動車税納税通知書って嫌なんですよね。急な出費ってやつ?

しかし、3年目で乗り換えるなら残り2年分の負担もしていた事になるので、その分リース料率で損しているとも捉えられます。

ボルボサービスパスポートが3年分ついている

点検時のオイル交換や一定の消耗品がパックになっている、ボルボサービスパスポート、略してVSP。

これが初めての車検までの分が入っています。

メンテナンス費込みとうたっているのは、この部分ですね。

まあこれは、購入した場合にも付帯されているのでどっこいどっこい。

3年目、4年目に乗り換えできる

そして、生活が変わる目処になる3年目(36ヶ月目)、4年目(48ヶ月目)には、車を乗り換える事だって出来ちゃう。

つまり、買取を保証してくれるようなもの。まあ、買取でなくて返却というのだけれど。

通常はリース契約をして途中解約する場合、一括返済が必要です。

しかし、スマボの場合は車という価値のあるものなので、買取、売却益を考えれば清算しても問題ないという事なのでしょう。

ただし、ここで気をつけたいのは、車検整備費用は支払わなければいけないということ。

4年目は乗り継ぐためにはどうしても必要で、3年目の乗り換えの時にも清算金として必要との事。

しかし額は20万円ほど。そんなに高くないよね。

動産保険がついているかも?

リースというのは通常、動産保険というものがついています。これは例えば、車が盗難にあったり、災害にあったりした場合に、同じものが供給されるシステムです。

根掘り葉掘り営業さんに聞けないので正確なところわかりませんが、スマボの契約先のジャックスのカーリースには、この動産保険がついています。

という事は、車両保険も安くなるのでは?スマボは保険料込みもできるようなので、ディーラーで相談するのもいいかもしれません。

違法でない改造はOK

ホイール交換やオプション追加など、ディーラーで行える機能追加はOKのようです。

違法改造をしている場合、新車乗り換えができなくなるとうたっています。自分でメンテナンスしていたり、車をいじるのが好きな人には向かない事がよくわかります。

レースへの出場もNGとセットで記載されていますが、さすがにレースする人は車は購入するでしょう。

煩わしい手続きがオールインワンなのが最大のメリットか

以上がメリット。一番のメリットは、そこそこの維持費でボルボに乗れて、しかもディーラーに任せっきりでいいという事ですね!

例えば3年目の乗り換えなら、車を所有すれば買取専門店を巡ったり、諸費用をしっかり支払わなければならないのです。

車を所有するときの、意外と大変な事をすべて受け取ってくれる事が、一番のメリットだと感じますねー

スマボのデメリット

クルマのエラー

次にデメリット。

デメリットは、だいたい説明ページの下の方にある、小さな文字を読んでいるとわかるよね(笑)

値引きが無い

これはボルボお客様センターへ確認しました。スマボには車両本体価格からの値引きがありません。

購入するのはジャックスで、それを貸与されるだけ。

リース会社としてもボルボとしても、値引きをする必要はない。値引きをすれば両社とも美味しくないわけですね。

その代わりに、諸費用を込みにしてお得感を出そうというわけ。

最低一度は車検費用相当を支払う

3年目(36ヶ月目)の乗り換えの時は、清算金として車検相当の費用を支払います。(多分そのあと、ボルボセレクトで販売されるけれどナンバー無しで展示されます)

また、4年目(37ヶ月目)以降まで乗り継ぐ場合は、一度車検を通します。これは借りている人が支払います。

つまり、スマボで乗って3年経った段階で、必ず車検費用相当の支払いがあるという事。

その価格は、V40で20万円程らしいです。

さらには、車検を通した後のメンテナンス費用は、使用者負担です。3年で乗り換える場合も5年乗る場合も、経費はしっかりかかります。本当の定額ではないよね?

初回は2ヶ月分の支払い

負担額こそ新車購入時に比べれば安いかもしれませんが、初回は2ヶ月分支払うこととなっています。

ここに少しグレーな部分があるよね。

36ヶ月目で乗り換えする場合、36回分の支払いで終えるのか、37回分の支払いで終えるのか。

5年乗るときは全ての支払い義務を満了するわけだから、特に問題はないのですけどね。

ちなみに、初回を2ヶ月分支払うんだから、定額じゃないよね(笑)

実走行距離が750km/月以内

ひと月に750km以上走れないわけではないのですが、足かせになる人はなるでしょう。

1年間で9500km以内の走行距離の方なら、追加費用無しでリースを終えることができます。

超過する場合、1kmあたり15円を、リース解約時に清算。まあ、お金で解決できる話。

月にガソリンを2度入れる人には、向かないと言えるでしょう。

気に入っても乗り続けられない

いや、多分本来これはできます。

できるのですが、それならローンを組んで購入したほうがよかったという話になります。

リース満了後も使い続ける場合、おおよそ年額の10分の1を支払うことで、再リース契約を結ぶことができます。

しかし、企業であれば資産にならない、経費として計上できるというメリットがありますが、個人では支払額が増えるだけ。

事故や修理歴があると新車への乗り換えできない

オートリースとはリース満了時に車両に残っているだろう価値を想定して、リース料率が計算されています。

事故をおこしたり、または車体にまつわる重大な修理を行ったりした場合、新車への乗り換え特約が使えなくなります。

事故というのは自分の意思に関係なくおこるもので(スピード違反をしてカーブを曲がりきれず。。。というのは意思に関係しますが。)どんなに安全運転をしていても起きるときは起きます。

そして、起きてしまった時の責務は使用者が負担しなければなりません。

5年間車を使用する時の費用の差はいくらかな

お金のイメージ

メリット、デメリットがある程度わかったところで、ではいったいどちらがお得に車に乗れるのかを検証してみます。

V40のT3 Kineticでの検証とします。オプションはETCのみとします。

ボルボカーズ国立のブログに掲載されていた、スマボのチラシが参考になります(^^)

スマボサンプル

出典:ボルボカーズ国立

ボルボV40 T3 Kineticの所有価格

スマボ アクティブローン 一括購入
①車両価格(ETCつき) ¥ 3,293,680
②値引き ¥ 0 ¥ 493,680
③自動車取得税 込み ¥ 82,300
④自動車重量税 込み ¥ 49,200
⑤自賠責保険 37ヶ月 込み ¥ 36,780
⑥検査登録費用等 込み ¥ 78,840
⑦車庫証明費用等 込み ¥ 13,400
⑧預かりリサイクル預託金 込み ¥ 20,170
①-②+③+④+⑤+⑥+⑦+⑧

購入時合計

¥ 3,293,680 ¥ 3,080,690

本当は自動車税もあるのですが、購入時期で価格が変動するので維持費にまわします。

また、15%ほど値引きしてもらいました。勝手に(笑)

次に、毎月の支払い額を計算します。

ボルボV40 T3 Kineticの支払額

スマボ

リース料率 1.87%

オートローン

年率 1.9%

一括購入
①初回支払い額 ¥ 123,120 ¥ 57,443 ¥ 3,080,690
(2ヶ月目以降) ¥ 61,560 ¥ 53,800
②毎月支払い合計 ¥ 3,570,480(58回) ¥ 3,231,643(59回)
③自動車税 込み ¥ 39,500 x 5 =

¥ 197,500

¥ 39,500 x 5 =

¥ 197,500

④1回目車検費用(諸費用込み) ¥ 216,000 ¥ 216,000 ¥ 216,000
①+②+③+④

支払い合計

¥ 3,909,600 ¥ 3,645,143 ¥ 3,494,190

値引きも手伝ってか、支払額はスマボが上ですね。

いろいろとディーラーが管理してくれるスマボのメリットが、約26万円。

しかし重大な事が隠れています。それは、オートローンがローン完済時に自分の車になるのに対して、リースは返却です。

この差はどの程度だと思いますか?

所有か返却かで大きく変わる

車の売却額を調べることはできないのですが、ボルボのオートローン計算ページで5年目の残存価格を調べることができます。

スマボ オートローン 一括購入
残った価値 返却のため ¥ 0 ¥ 616,000 ¥ 616,000

つまり、5年目に乗り換えを考えた場合、残存価格は下取り価格として乗り換えの軍資金になるのですね。

また、売却して精算すると考えた場合、残存価格プラスアルファで中古車販売店へ売却することができます。

そうすると、ボルボ車を所有した場合の5年間の総支払額は、

スマボ オートローン 一括購入
総支払額 ¥ 3,909,600 ¥ 3,029,143 ¥ 2,878,190

ということで、結局スマボはあまり特じゃないという結果になってしまいましたね。

値引きはしないというボルボ広報の言うことがただしいとなれば、値引きのある購入の支払い額とは上記のように大きな支払いの差が生まれます。

乗り換え特約のお得度は無い

所定のタイミングで乗り換えできるメリットについても、実はリースは不利と言えます。

オートローンを組んで購入した場合、売却するタイミングはオーナーが決めることができるのです。

たいして、スマボは36回目、または48回目、それと最終の60回目。

さらに36回目には車検費用相当の支払いをしなくてはなりません。

スマボ オートローン
36回目清算金 ¥ 216,000 ローン残債 – 売却額

53,800 x 24 – 1,232,000 =

¥ 59,200

48回目清算金 ¥ 0 ローン残債 – 売却額

53,800 x 12 – 924,000 =

¥ -278,400

3年目以降の売却額は、ローン残債を上回ることが多く、手元に戻ってくることもしばしば。

上の表はボルボファイナンスシミュレータにより、残存価格をそれぞれ37回と49回で調べたものです。

48回目での清算金はマイナスになり、手元にもどってくる計算です。

やはりスマボにはメリットがない

ということで、私の計算によればまったくお得度がありません。

「スマボ」の案内では、オートローンより安いとなっていますが、これは値引きを加味していない数値です。

値引きがあれば今回解説したように、かなり安く購入することができるのです。

登録諸費用や自動車税が込みという謳い文句に誘われて、お得かどうかの計算を忘れないようにしましょう。

強いてメリットを挙げるとすれば、スマボ=リースは個人の所有物ではないので、ローン審査とは別枠になる可能性がある、ということくらいないのかな。

火だるまになりながら高級外車に乗ることは、避けたほうがいいと思いますが、いかがでしょうかね(^^;)

でも安くボルボに乗りたい!アクティブローンを使おう

V40コックピット

最後に、「アクティブローン」を紹介します。

こちらはローンの中でも、残存価格を据え置きにしてローンを組む方法です。

下取り時や売却時に、残債が大きいのでしっかりとした計画が必要ではありますが、月々の支払いを抑えることができます。

詳しくは、ボルボのアクティブローン紹介サイトをご覧ください。

スマボでなくても、安くすむ方法はたくさんあるからね!

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