V40 T2 知っておきたい7つの比較ポイント

ボルボV40 T2は客引きモデルと考えられますが、結構あなどれない存在です。

ボルボで一番安いモデル、それがボルボV40 T2です。

いろいろ装備が省かれて、いかにも安〜く仕上げました、というモデル。

「でも輸入車だし、案外しっかり走ってしまう最高のすっぴんモデルなんじゃないの?」なんて期待しているようなら、この記事を読んでポイントを押さえておきましょう。

このモデルは基本的にはブリッジスマボの乗り継ぎ用モデルであり、安全装備に興味をもった人をボルボディーラーへ誘い込む「おとり」モデルと考えられるからです(^^;)

では無価値のモデルなの?というと、まあそうでもなかったり。快適装備を求めなければ、コストパフォーマンスに優れた良モデルの可能性があります。ひとまず装備の違いを見て考え直しましょう。

ボルボV40 T2 Kinetic の価格

V40T2サイド
出典:Volvo car japan https://www.volvocars.com/jp/

ボルボV40 T2 Kineticの販売価格

299 万円

これで安全性能は上位モデルと同じだというのだから、お買い得感たっぷりですね。

高速道路で楽ができるアダプティブクルーズコントロールもしっかりついてきます。歩行者エアバッグも、横滑り制御装置もついてる。安全装備のインテリセーフは標準搭載!

上の写真のように、メタリックペイントもオプションで選べます。写真はオスミウムグレーメタリック!

あれ?やっぱりボルボいいじゃない!

エンジンは122psと弱め

エンジンルーム VolvoXC40

ボルボのエンジンラインナップは、すべてターボつき!

V40 T2は、ターボチャージャー付き1.5リッター直列4気筒エンジンを(B4154T5エンジン)搭載しています。

こいつの出力は122ps、最大トルク220Nmを発揮。このエンジンで、車重1,480kgを動かします。

街中での走行では必要十分ではあるのですが、余裕があるとは言えませんね。

燃費は1つ上のモデル T3 に比べれば、17.1km/Lと0.6km/L改善されていますが、踏み込む分だけ燃費が悪化しますので、意外と伸びない恐れがあります。

ハイオク指定ですから、維持費は思ったよりも高くなると考えていいですね。

1.5リッターということで、自動車税は安く上がりますが、動力性能でどうのこうの言う車ではないことがわかりますよね。

これを152psのT3にするには、40万円の上乗せが必要。122psでいいかな。。。

トランスミッションは6AT

ボルボV40シフトレバー

動力性能で特筆しない、とは言うものの、実はトランスミッションはいいものをチョイス。

段数こそ6速しかありませんが、日本のアイシン精機社のつくるトランスミッションTF-71SCを搭載。このトランスミッションは”いたって普通”の走り味を実現。

ギクシャク感もあまりないし、多段化が進んでいるとはいえシフトチェンジを繰り返されるのも意外と煩わしいものです。

6速ATは、今の日本にちょうどいいを届けてくれることでしょう。

ちなみにディーゼルのD4(190ps)やハイパフォーマンスモデルのT5(250ps)は8速AT!でも細かく区切っているだけで、高速道路でよく使う6速の変速比は8速のものとかわりません。問題なしです。

ドライブポジション設定は若干劣る

写真注意:MomentumのT-TEC/テキスタイルコンビネーションシートです。

ボルボの自動車ラインナップは、エンジンの選択とは別に、装備の豪華さも選択できますが、T2では最低限装備のKineticしか選べません。

装備グレードは上から順に、Inscription、Momentum、Kineticの順です。他にスポーツモデルのR-Designや、お買い得モデルのTack、Classicがあります。

Kineticは必要最低限とはいえ、300万円クラスの装備はしっかりついていますが、これこそ!という装備がない場合があります。

例えば、「運転席8ウェイパワーシート」は、キメの細かいシートセッティングを電動で、数ミリ単位でできる優れたもの。

無ければ無いでいいのでしょうけれども、一度触ると外せない、とても良い装備なのです。

チルト/テレスコピックはついているので、シートポジションが取れないわけではないのですが、この「運転席8ウェイパワーシート」は運転する人のシートポジションを覚えておいてくれるのです。

乗る人が頻繁に変わるようなら、上位モデルが欲しくなるはずです。

モニタはあるけれどもナビはない

ボルボアプリ-駐車場

車のセッティングやオーディオ機能を、センターコンソール上のモニターに表示させながら、操作します。

せっかく画面がついているのに、ナビゲーション機能はオプションなのです。これは非常にもったいない。

オプションをつけるのなら、エンジンが少し良くなるT3 Kineticにはナビゲーションシステムつきの「ナビエディション」もあります。

でも、ナビなんてiPhoneでやるからいいよ!っと割り切れる人には、無駄な装備がなくていいかもしれません。

実際、ナビ機能はiPhoneやアンドロイド端末にインストールできるGoogleMapの方が高性能。渋滞情報のリアルさや無駄なトラフィックインフォメーション(渋滞情報)の表示、メッセージもなくて、シンプルでいいかもしれません。

電池をたくさん使うので、充電しながら使うことになりますが、iPhoneの音楽を聴きながら走るならライトニングケーブルをUSB端子に接続して使う方が音質もいいので、あまり困りませんね。

確かに不要な装備が外されている

パドルシフト

その他、ちょい贅沢装備の「シートヒーター」、後席の人が助かる、「リアアームレスト」、スポーツ走行を楽しめる「パドルシフト」が外されています。

ところどころ高級感を演出する「シルクパネル」も無くなっていますね。

外観ではホイールは16インチで「ちょいダサ」に、テールパイプは1本出しに変更。

でもまあ、どれもそれ程困らないかな。。。

アルミホイールはKinetic専用品

V40T2タイヤ
出典:Volvo car japan https://www.volvocars.com/jp/

個人的には、ホイールは大きい方がV40には似合うと思いますが。

サイズが小さくても気にならないデザインのアルミホイールがついています。あれあれ以外とこいつ、かっこいいです。

ブラック主体にしているので、正直こいつはカッコいい。まったく、妥協しないですねボルボさん。

つけたいオプションは付けられる

V40Kinetic
出典:Volvo car japan https://www.volvocars.com/jp/

これ、結構大事なのですが、北欧インテリアを少しでも楽しめるフロントコンソールパネルは変更できます。

オススメは「モダンウッドパネル」。これは最高にシックでカッコいい。

正直こいつがついていれば、上品な内装って言えるんじゃない?

Kineticは黒内装しか選べないけれど、モダンウッドパネルはとっても似合います。いいよ〜最高だよ〜

例えば、上の写真は見積もりシミュレーションで見られる、T2 Kineticのフロント部分。ここに。。。

V40Momentum
出典:Volvo car japan https://www.volvocars.com/jp/

このMomentumにモダンウッドパネルをつけた写真をドッキング。(見積もりシミュレーションで装備変更がきかなかった為。カタログでは装備できることになっています。)

すると。。。

V40T2にモダンウッドパネル
出典:Volvo car japan https://www.volvocars.com/jp/

うんうん、なかなかシックでいいじゃない。

でも、シルクメタル装備がない分おとなしい印象で、コントラストにかけるのが難点ですかね〜

あれ?本当にお買い得だな

V40内装
出典:Volvo car japan https://www.volvocars.com/jp/

ここまで記事を書いてきて、やはり感じました。お買い得かもって。

外されている装備は本当にあまり出番のない装備で、自動車のすっぴんを楽しむことができそうです。

しかも安全装備はしっかりとフル装着。サイドエアバッグ、カーテンエアバッグもしっかりついている!

この価格で「どっしり」した乗り味を楽しめるのなら、確かにアリですね〜〜

シートもたっぷり容量ですし、触り心地にも定評のあるボルボファブリックシートです。過剰にオシャレしていないので、汚れても安心なのも意外と良いポイントだね。

 

しかし、ディーラーの営業マンはそうは行くかとばかりに、T3のMomentum(384万円)を勧めてくるでしょう。

V40コックピット

たしかにT-TEC/テキスタイルコンビネーションのシートはかっこいいし、白い内装も選べるし、エンジンも152psと乗りやすいし、ナビもついているし、アルミは17インチだしデュアルテールパイプだし、満足度はかなり高いです。

でもここに85万円を支払うかどうか、です。

値引き大きいのでもっと縮むかもしれませんが、T2 Kineticが欲しければ、その誘惑に屈しない勇気が必要です。

しかしリセールバリューは期待できない

プレゼント

ですが、もし購入するのならある程度乗り潰す覚悟で購入しましょう。

2018年10月現在、ボルボXC40やXC60の納車待ち用に、ブリッジスマボというオートリース機能を使ってV40T2がオーダーされています。

XC40やXC60は納車まで半年〜1年間かかると言われ、その1年間を有料ではありますが、V40で乗り継いでもらうことができるのシステムです。

つまり、1年落ちのT2 Kineticが中古市場に溢れ出します。

メーカー主導で価格をある程度コントロールできるとしても、限界はあるでしょう。T2 Kineticは必ずリセールバリューの低下をもたらします。

しかし、いいんだ、5年とか7年乗るんだ。という方は、安くて安全装備たっぷりのV40 T2 Kineticは充分にオススメですよ。

むしろ、自分の両親に安全な車をプレゼントするなら、中古のT2 Kineticってものすごくベストな贈り物になったりしないかな?

まとめ

ということで、どうやらV40 T2 Kineticは意外と実力のあるツワモノだということがわかりました。

同じ価格帯だと、ゴルフの特別仕様車(299万円。2018年10月現在。)も気になりますが、やはり安全装備では一歩秀でたボルボを選択してほしいなと、願うばかりです。

車自体はとてもいいのですが、ディーラーで用意しているブリッジスマボの影響をダイレクトに受けます。

1年落ちの中古が狙い目かもしれませんね。

それでも新車がいい!というあなた。特別仕様車のTACエディションがオススメです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

 

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